漢字読み講座

【難読漢字】「渥丹」の読み方は?意外と身近にある色です!

「渥丹」の読み方をご存じですか?

「渥」は愛知県にある「渥美半島(あつみはんとう)」で使われている漢字なので「あつたん」?ではありません。

それでは、どのように読むのでしょうか?

「渥丹」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○たん」の4文字
  2. 音読みです
  3. 花や、色のことをあらわしています

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「渥丹」の読み方、正解は・・・


正解は

「あくたん」

です!

「渥」は「うるおいがある、つや」をあらわす漢字で「丹」は「あかい色」をあらわしています。

人に対しては、つややかな赤い色、が転じて「健康的な顔色」という意味で使われることがあります。この場合は頬の色で朱色をあらわしています。

また、日本では「スカシユリ」と呼ばれているユリの一種が中国では「渥丹」と呼ばれています。スカシユリは海岸や崖などに生えることが多く、橙色の花を咲かせます。

朱色と橙色だと大分雰囲気が異なるように思いますが、実はその中間とも言える「丹色(にいろ)」という色があります。実際の色を文字色で確認してみましょう。

朱色

丹色

橙色

恐らく、元々「渥丹」は「つややかな丹色」をあらわす言葉だったのではないかと想像できます。「丹色」は神社の鳥居にも使われており「丹塗り(にぬり)」と呼ばれています。鳥居の色というとすぐイメージできますね。

意外と身近にあるものの色をイメージできる「渥丹」の読み方、是非覚えてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。