「肇国」の読み方をご存じですか?
「肇」という漢字は「筆」に少し似ていますが「ひっこく」ではありません。人の名前では見かけることがありますが、熟語として見かけることはあまりありませんね。
どのように読むのでしょうか?
「肇国」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○○こく」の5文字
- 音読みです
- 「彫刻」と同じ読み方です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「肇国」の読み方、正解は・・・
正解は
「ちょうこく」
です!
「その国を建てること」、つまり「建国」を意味する言葉です。
「肇」という漢字は「はじめる」という意味を持っています。「肇(はじめ)」という名前の方がいらっしゃいますね。つまり「肇国」は「国をはじめること」とも言いかえることができます。
日本の場合、初代天皇である「神武天皇」が即位されたとされる2月11日が「建国記念の日」とされていますが、これは「日本書紀」において即位日とされた旧暦1月1日を明治時代にグレゴリオ暦での具体的な日付として推定したものです。
神武天皇の祖先と言われる天照大神をお祀りしている岐阜県の「溝旗神社」には、境内神社として「肇國神社」があります。こちらも「ちょうこくじんじゃ」と読むのですが、建国とは直接関係なく「航空関係の神様」を祀る神社になっているそうです。
日本は長い歴史を持つため、国のはじまり自体が神話となっており、現存国家としてはかなり珍しい国でもあります。
時には日本の歴史に思いを馳せつつ「肇国」の読み方も是非覚えてくださいね。