今日の難読漢字は
「雩」
「霆」
「霤」
以上、3問です!
さあ、挑戦してみてください。
目次
1つ目は「雩」
「雩」って何て読むかわかりますか?
(ごう)ではありません。
雨が降ってほしいときにすることです。
さて、何と読むのでしょうか?
「雩」の読み方のヒントは?
- 平仮名4文字です。”〇〇〇〇”
- 踊ったり、お祈りしたりすることもあります。
- 神様に「雨が降りますように」とお願いすることです。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「雩」の読み方、正解は……
正解は……
「あまごい」
です。
「あまひき」
でも正解です。
日本では、昔から「雩」(あまごい)をするときは、神社に黒い馬を奉納していました。
ちなみに、晴れの日を願う場合は、白馬を捧げていたようです。
現在でも、絵馬に願いごとを書いて奉納する風習があります。
これは、馬を捧げる慣習が徐々に変化したものです。
また、身近な「雩」(あまごい)として、「てるてる坊主」を逆さまにした「ふれふれ坊主」があります。
「てるてる坊主」の生地は、ティッシュのような白いものです。
しかし「ふれふれ坊主」は黒い生地で作り、逆さまにして吊るし雨を願います。
これも、雨を願う場合は黒い馬を、晴れの日を祈願するときは白い馬を奉納していたことに由来しているようです。
2つ目は「霆」
「霆」って何て読むかわかりますか?
音読みでは(てい)と読みます。
ここでは、訓読みを答えてください。
空から光ったり、音が鳴ったりするアレを表す漢字です。
さて、何と読むのでしょうか?
「霆」の読み方のヒントは?
- 平仮名4文字です。”〇〇〇〇”
- 「雷」とも書きます。
- (かみなり)とは読みません。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「霆」の読み方、正解は……
正解は……
「いかずち」(いかづち)
です。
「雷」(かみなり)の別名として知られています。
霆(いかずち)の語源は「厳つ霊」です。
「厳」は猛々しい、荒々しいなどを表す「厳し」からきています。
「つ」は助詞です。
「霊」(ち)は、霊的なものや命を表しています。
「霊」(ち)は「水霊」(みずち)「野霊」(のづち)などに使われており、ありがたいと同時に恐ろしい力を持っているものを表現する漢字です。
生き物にもこの力が宿っていると考えられています。
生き物の持つ生命力を「命」(いのち)と表現するのは「生霊」(いのち)が語源だと言われています。
「血」(ち)「乳」(ち)も生命力を与えるものとして「霊」(ち)に関係していると考えられています。
3つ目は「霤」
「霤」って何て読むかわかりますか?
音読みでは(りゅう)と読みます。
ここでは、訓読みを答えてください。
有名な作曲家ショパンの曲名としても使われています。
さて、何と読むのでしょうか?
「霤」の読み方のヒントは?
- 平仮名4文字です。”〇〇〇〇”
- 雨が降って軒先や木の枝から滴り落ちてくる様子を表しています。
- 「”〇〇〇〇”石を穿つ」ということわざがあります。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「霤」の読み方、正解は……
正解は……
「あまだれ」
です。
(したたり)とも読みます。
ヒントでも紹介した「あまだれ石を穿つ」ということわざがあります。
「小さなことでもコツコツと積み上げていくことで、大きなことを成し遂げることができる」という意味です。
類語は「塵も積もれば山となる」
「ローマの道は一日にしてならず」
「継続は力なり」などがあります。
反対の意味のことわざは「焼け石に水」です。
「小さな努力や援助では何の役にもたたないこと」を表しています。
しかし、あくまでもその場限りの小さな力に対して使われますので、継続の意味を含みません。
やはり、小さなことを少しずつ続ける努力が大切ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。