今回の難読漢字は「驕る」「蔔」「乙張り」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「驕る」
「驕る」の読み方をご存じでしょうか?
パッとみた印象から「きょうる」と読んでしまいそうですが、もちろん間違い。
「驕」の字を「きょう」と読むのは音読みですが、今回の正解は訓読みです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「驕る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です
- 地位や権力、家柄などを威張って思い上がること
- 平家物語の有名な一節に用いられています
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「驕る」の読み方!正解は!?
正解は「おごる」です。
平家物語の冒頭にある「驕れる者久しからず」という一節は、有名ですね。
「自分の地位や権力を笠に着ている者は、長くは栄えずに滅びていく」という意味です。
地位の高い人や財力のある人が他の人々を見下すといったことは、現代でもよく見かけます。
そして、そういう人は信頼を得ることができないため長くは栄えないというのも、現代でも共通していると言えるでしょう。
類語としては「自惚れる」「自尊」「高慢」などがあります。
2問目はこの漢字!「蔔」
今日の難読漢字クイズは「蔔」です。
苺、筍、葡萄、似ている漢字はたくさんありますが…
さて、あなたは何と読みますか?
「蔔」の読み方のヒントは?
ヒント1.「蔔」をひらがなにすると4文字になります。
ヒント2.おでんや焼き魚に欠かせないのが「蔔」です!
ヒント3.「蔔」は、「オオネ」「スズシロ」とも呼ばれます。
正解は…
正解は「だいこん」でした!
アブラナ科ダイコン属の野菜で、一般的には「大根」と書きます。
日本人には身近な食材ですね!
「蔔」の音読みは「フク」、訓読みは「だいこん」、14画の漢字です。
日本人は「蔔」が大好き
原産はコーカサス地方ですが、日本人は「蔔」が大好きです。
日本最古の記録は『古事記』で、仁徳天皇が「於朋泥(おほね)」と詠んだ野菜が「蔔」のこと。
日本には現在100種類以上の品種があるとされています。
例:練馬大根・桜島蔔・山田ねずみ蔔・辛味蔔・紅しぐれ蔔・黒丸蔔など
栄養豊富で健康にいい「蔔」
「蔔」には食物繊維(整腸効果)、アミラーゼ(でんぷんの分解)、イソチオシアネート(抗酸化作用)が豊富に含まれています。
葉っぱの部分にも、βカロテン、ビタミンC、カリウムなどが含まれていますから、捨てずに食べるようにしましょう!
最後はこの漢字!「乙張り」
「乙張り」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「乙」のインパクトが強すぎて、(おつはり)(おつばり)とイメージしてしまいますが、もちろん間違いです。
むしろ「乙」の読み方さえわかれば読めてしまう、比較的簡単な漢字です。
「乙」は(おつ)(おと)(いつ)(きのと)ともうひとつ読み方があります!
さて、「乙張り」と書いて、なんと読むでしょうか?
「乙張り」読み方のヒントは?
まあまあ日常で使う言葉です。
絵でも、服でも、仕事でも、時間の使い方でも「乙張り」が大事ですからね!
それから演劇などのセリフの強弱も「乙張り」を使っています。
「乙張り」の意味は、ゆるむことと張ることです。
全身ががちがちのコーディネートよりも、少しゆるんだところがあった方が好感度があがります。
セリフも、小さな声があるから大きな声が印象に残ります。
仕事もずーっと大変だったら辞めたくなりますが、たまにほっと一息つくことができればまた頑張れますよね!
「乙張り」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇り」です。
さて、もうわかりましたか?
「乙張り」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「めりはり」
です!
「乙張り」を意識すると、気持ちも体も楽になれます。
ぜひ、試してみてください。