今日の難解漢字は
「烏兎」
「妊る」
「恁う」
「鉄槌」
「餡転餅」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「烏兎」です!
- 2 「烏兎」読み方のヒントは?
- 3 「烏兎」読み方のもうひとつのヒントは?
- 4 「烏兎」の読み方、正解は・・・
- 5 2つ目の漢字は「妊る」です!
- 6 「妊る」読み方のヒントは?
- 7 「妊る」読み方のもうひとつのヒントは?
- 8 「妊る」の読み方、正解は・・・
- 9 3つ目の漢字は「恁う」です!
- 10 「恁う」の読み方のヒントは?
- 11 正解は…
- 12 「恁」の漢字について詳しく!
- 13 4つ目の漢字は「鉄槌」です!
- 14 「鉄槌」の読み方のヒントはこちら
- 15 「鉄槌」の読み方!正解は!?
- 16 5つ目の漢字は「餡転餅」です!
- 17 「餡転餅」の読み方のヒントはこちら
- 18 「餡転餅」の読み方の読み方!正解は!?
- 19 まとめ
1つ目の漢字は「烏兎」です!
「烏兎」と書いて、なんと読むか分かりますか?
烏と兎で「烏兎」ですが、ちょっとなじみがない言葉かもしれません。
「烏」はよく見ると「鳥」ではありません。
「烏」は(からす)と読むのがヒントでしょうか。
さて、では「烏兎」はなんと読むでしょうか?
「烏兎」読み方のヒントは?
中国では太陽の中に烏が住んでおり、月に兎(うさぎ)が住んでいる伝説があり、太陽と月という意味があります。
他にも年月の事を指しており、月日が経つことが早い様子を「烏兎匆匆」と言ったりします。
匆匆は、(そうそう)と読み、慌て急ぐという意味です。
「烏兎匆匆」は慌ただしく、あっという間に年月が経ったという意味で使います。
烏はからすのこと、兎はうさぎのこと。
干支では兎の事を(う)といいますが、(とりう)でもありません。
「烏兎」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇」です。
もっというと「う〇」です。
想像の読み方とは逆になっているかもしれません。
「烏兎」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「うと」
です!
なんとなくイメージで(とう)のような気がしますが、正しくは(うと)です。
ぜひ、覚えておきましょう。
2つ目の漢字は「妊る」です!
「妊る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
よく間違う(はらむ)は、「孕む」です!
妊娠の「妊」なので、おなかに子供が居るというイメージで合っています!
さて、「妊る」と書いてなんと読むでしょうか?
「妊る」読み方のヒントは?
妊娠しているという意味なのですが、(にんる)ではありません。
妊娠することを、「妊る」「孕む」「宿す」「懐妊」など、沢山の言い方があります。
自分や奥さんが妊娠したことを、人に言う時には何と伝えると正解なのでしょうか?
「子供ができた」「妊娠した」とストレートに言いますか?
嬉しいけれども、なんだかちょっと照れくさいですね。
しかし、妊娠するという事はかなり尊い事であり、奇跡の集まりの結果です。
めでたい事には変わりありません。
「妊る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇る」です。
「身籠もる」と書いているのを見るのが多いかもしれません。
さて、読み方はもうわかりましたか?
「妊る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「みごもる」
です!
身籠もると書くと、身をひそめて隠れるという意味もあるので、人に伝える時には「妊る」の方がいいかもしれませんね。
ぜひ、覚えておきましょう。
3つ目の漢字は「恁う」です!
「恁う」を何と読みますか?
漢字で書くことは珍しいですが、日常的によく使う言葉です。
早速ヒントを見てみましょう!
「恁う」の読み方のヒントは?
1.「恁う」をひらがなにすると「〇う」2文字です!
2.『恁うなれば見えも外聞もありゃしない」』徳田秋声「あらくれ」より引用
3.旧仮名遣いの小説を読む人はピンと来るかもしれません…
正解は…
正解は「こう」でした!
こうする、ああする、の「恁う(こう)」です。「かう」でも正解ですよ!
旧仮名遣いの「恁う」のふりがなは「かう」ですが、実際の発音は時代と共に「こう」に変化しました。
ややこしいですね!
平安時代の「てふてふ」の発音が、江戸時代にかけて「ちょおちょお」に変化したようなものです。
「恁」の漢字について詳しく!
「恁」の音読みは「ジン」「イン」「ニン」、訓読みは「恁う(こう・かう)」です。また、「恁」の一文字を「このような」と読むケースもあります。
「恁」の漢字は最近あまり目にしませんが、昔の純文学にはよく用いられます。
『恁う(どう)した』『恁(かく)て』『恁(もた)れた』『恁(こん)な』『恁(かか)る』
当時は意訳や当て字に近かったのでしょうか?非常にさまざまな読み方をしたようです。
4つ目の漢字は「鉄槌」です!
「鉄槌」の読み方をご存じでしょうか?
「てつつち」や「てつづち」ではありませんよ。
おそらく一度は聞いたことのある言葉だと思いますが、漢字はなかなか思い浮かばないかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鉄槌」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 鉄槌とは、大きな金づちやハンマーのことです。
- 「悪人に正義の鉄槌を下す」のように使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鉄槌」の読み方!正解は!?
正解は「てっつい」です!
「鉄槌(てっつい)」とは、大きな金づちやハンマーのことで、かなりの大きさと重さがあるものをいいます。
「鉄槌」は、「鉄槌を下す」や「鉄槌が下された」のように慣用句として使われる言葉です。
意味は、厳しい処罰や制裁を与えること。
以下は「鉄槌」を使った例文です。
- 悪の根源を打ち砕くには、正義の鉄槌を下すしかないでしょう。
- 不倫が明らかになった議員には党から鉄槌が下された
- 賄賂で私腹を肥やしていた役人には懲戒免職という鉄槌が下った
5つ目の漢字は「餡転餅」です!
「餡転餅」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「あんてんべい」ではありませんよ。
ひらがなで書くと誰もが知っているあの食べ物の名前です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「餡転餅」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- お餅をあんこでくるんだもの
- 土曜餅と呼ばれることも
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「餡転餅」の読み方の読み方!正解は!?
正解は「あんころもち」です!
ヒントの段階でわかった人が多かったかもしれませんね。
あんころ餅の名前の由来には2つの説があります。
- 餡の上に餅を転がして、餅のまわりに餡を付けたことから「餡転餅(あんころもち)」と呼ばれるようになった。「あん転ばし」という呼び方もあります。
- 餅に衣のように餡が付いていることから「あんころ餅」と呼ばれた。漢字では「餡衣餅(あんころもち)」とも書きます。
どちらもなかなか説得力のある説ですね。
糖分が多いので食べ過ぎ注意ですが、美味しくてつい手がでてしまいます…!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!