今回は「宥める」「破綻」「毀損」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「宥める」
「宥める」の読み方をご存知でしょうか?
ウ冠に有の字ですが「ゆうめる」ではありませんよ。
画数が少ないので一見簡単に読めそうで、実は読みにくい難読漢字…
さて、あなたには読むことができますか?
「宥める」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇める」の4文字
- 意味は、不安や怒りで興奮している人を落ち着かせること
- 泣いている子供を宥める
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「宥める」の読み方!正解は…!?
正解は「なだめる」です!
ほとんどの場合ひらがなで書くため、読めなかった方も多いのではないでしょうか?
ヒントでは「興奮している人を落ち着かせること」という意味を紹介しましたが、「広い心で罪を許すこと」という意味もあります。
しかし現代ではほとんどの場合、落ち着かせるという意味で使いますね。
「なだめる」の反対語は「けしかける」で、相手を勢いづけてますます興奮させたり、自分の思い通りに動くようにそそのかしたりすることを言います。
2問目はこの漢字!「破綻」
「破綻」の読み方をご存じでしょうか?
「破錠(はじょう)」と少し似ていますが、よく見ると「錠」ではなくて「綻」ですね。
「綻」という字には「ほころびる」という意味がありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「破綻」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 関係性が修復できないほど壊れてしまうことです。
- 「結婚生活は破綻した」「会社が破綻の危機に陥っている」などと使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「破綻」の読み方!正解は!?
正解は「はたん」です!
「破」はやぶれたり壊れることで、「綻」は、縫い目がほどけて離れてしまうこと」です。
これらの2つの字を合わせた「破綻(はたん)」という言葉は、修復できないほどに壊れてしまうことだとわかりますね。
類義語としては、「破滅」「破産」「失墜」などがありますが、少しずつ意味が異なるため、使い方には注意が必要です。
最後はこの漢字!「毀損」
「毀損」
これ、何と読むかわかりますか?
見た覚えのある方が多いと思われるこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「毀損」読み方のヒント!
「毀損」は、ニュースや新聞で必ず聞いたことがある言葉。
ヒントとしては、
「名誉毀損で訴えられました」
などで使われますよ!
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「毀損」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「きそん」
です!
「毀損」は、
「ものを壊すこと、壊れること」を表す言葉です。
ですが、現在は主に「名誉や利益、信用を損なうこと」を表します。
ものを壊すことを表す「破損」と使い分けられていることが多いですよ。
先に書いた「名誉毀損で訴えられました」という言葉は、
ニュースなどでよく聞く言葉。
刑法230条に「名誉毀損罪」があり、
名誉を毀損した者に3年以下の懲役か禁錮、または50万円以下の罰金が科せられます。
最近ではSNSなどの匿名の書き込みによって、告発されるケースが増加。
残念ながら、以前よりも「毀損」という言葉を見聞きする機会が増えているのです…
自分では毀損したりされたりはしたくないですが、
ニュースでは頻出用語の「毀損」。
もし間違えて読んでしまった方は、これを機にしっかり覚えてくださいね!