漢字読み講座

【難読漢字】「乃至」の読み方は?「のじ」ではありません!

「乃至」の読み方をご存じですか?

「乃」は「の」と読むことがあり、「至」は「冬至」のように「じ」と読むことがありますが「のじ」ではありません。

それでは、どのように読むのでしょうか?

「乃至」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「な○○」の3文字
  2. 法律関係で使うことが多い言葉です
  3. 範囲をあらわす言葉です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「乃至」の読み方、正解は・・・


正解は

「ないし」

です!

「~から~まで」という大まかな範囲や「または」「もしくは」という意味で使われますが、あまり日常の会話では使われません。

しかし「契約書」「合意書」などのビジネスシーンでは多く使われています。

特に法律関係の記述に多く「第1条乃至第5条」という表現の場合は「第1条から第5条まで」という範囲の意味で使われます。

ただ、法律用語というわけではなく、浄土宗に「乃至十念」という言葉があるように、宗教関係で使われることもあります。「乃至十念」は「念仏を称えて往生を願う上で、その数を限定しないこと」つまり念仏を唱えた数が少なくても(10回でも)信心が足りないということはない、という意味になります。

使うシーンによって意味が異なる言葉ですが、是非「乃至」の読み方を覚えてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。