今回は「柔弱」「半夏生」「追頌」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「柔弱」
「柔弱」
これ、何と読むかわかりますか?
見慣れた漢字だからこそ、間違って読んでしまいがちなんです。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「柔弱」読み方のヒント!
「柔弱」は、誤読の多い漢字です。
「なんじゃく」は、間違った読み方ですよ!
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「柔弱」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「にゅうじゃく」
です!
「柔弱」は、
「気力や体が弱々しいことや、そのようす」という意味の言葉です。
「甘やかされて柔弱に育ってしまった」
「運動を怠り、柔弱な体になった」
など、弱ってしまったようすを表現するときに使います。
よく読み間違えられる「なんじゃく」は、
漢字で書くと「軟弱」です。
意味が似ているように感じますが、
「軟弱」は「意志や態度がしっかりしていないこと」を表します。
「彼は軟弱でいつも怒られている」など、
態度に対しての言葉として使われます。
単純に「物の性質が柔らかいこと」にも使われるので、
「ここは地盤が軟弱だ」などとも言いますよ。
ところで「じゅうじゃくって読むんじゃないの?」と思った方はいませんか?
確かに辞書では「じゅうじゃく」でも「柔弱」が出てくるのですが、
正しい読み方は「にゅうじゃく」です。
あまりにも読み間違いが多いので、辞書にも載るようになったのだそう。
読み間違えることが多いぶん、スマートに読めると嬉しいもの。
ぜひ覚えて役立ててくださいね!
2問目はこの漢字!「半夏生」
「半夏生」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「はんなつせい」ですが、もちろんこれは間違い。
この言葉自体を知らないと、ちょっと難しいかも知れませんが…
あなたには正しく読むことができますか?
「半夏生」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字です
- 夏至から11日目ごろから5日間のこと
- 半夏生の時期にはタコを食べる風習があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「半夏生」の読み方!正解は!?
正解は「はんげしょう」です!
こればかりは元の言葉を知らないと、難しいですね。
ヒントで紹介した通り「半夏生(はんげしょう)」とは、夏至から11日目ごろからの5日間を言います。
太陽の位置で決まるため年によって半夏生の期間はことなりますが、たとえば2024年だと7月2日からです。
半夏生の時期にタコを食べる風習があるのは「足に吸盤を持つタコのようにしっかりと根付くように」という意味があるそうですよ。
最後はこの漢字!「追頌」
「追頌」の読み方をご存じでしょうか?
これは滅多にお目にかからない漢字ですね。
この言葉自体、日常会話で出てくることはあまりないでしょう。
漢字検定1級レベルの超難問です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「追頌」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 意味は、人の死後に生前の善行や功績をたたえること
- 「故人の遺徳をしのび追頌する」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「追頌」の読み方!正解は!?
正解は「ついしょう」です!
意味はヒントで紹介したように、生前の善行や功績をたたえたり、表彰したりすることをいいます。
以下は、「追頌(ついしょう)」を使った例文です。
- 故人にたいして、追頌の銘を書く
- 生前の功績をたたえて名誉町民に追頌された
「追」という字は「後を追う」という意味。
一方の「頌」という字には「功徳をほめる」といった意味があるため、「追頌」という熟語になることで「亡くなった人を追ってほめる」という意味を持ちます。