「怪鴟」は、ある鳥を表す漢字です。
ただ、なぜ「怪(あや)しい」という漢字がつくのでしょうか?
何だか怪しい鳥を連想してしまいますよね。
何と読む、どんな鳥なんでしょうか?
「怪鴟」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
この鳥は夜行性で、夜に虫を探して飛ぶ夏鳥で秋には南方へと帰って行きます。
そのことから、夜に出歩く人を「怪鴟」と呼ぶんですよ!
江戸の街では、夜に鈴をつけた屋台をひいたそば売りが「怪鴟そば」と呼ばれていたんだとか。
読み方はひらがなで「〇〇〇」ですよ。
考えてみてください。
「怪鴟」の読み方の答えは・・・
正解は、「よたか」でした!
「怪鴟」はヨタカ目ヨタカ科の鳥で、体長約29㎝。
体全体に茶褐色の細かい模様があって、くちばしが小さいのが特徴です。
「怪鴟」のほかに、「夜鷹」「蚊母鳥」という漢字も使われます。
このように実在する「怪鴟」ですが、平安時代に斎藤彦麻呂によって作られた辞書『和妙類聚抄』には妖怪として掲載されているんだとか!
黄昏時、道端に伏していて人が通ると立って現れ移動し、人がいなくなると伏すのを繰り返す妖怪なんだとか。
「怪」の文字が使われているのは、そんな経緯が関係しているのかもしれませんね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!