今日の難読漢字は、
「能平汁」
「芥子菜」
「敦盛草」
の3問です!
美味しいものや綺麗で珍しいものの名前ですよ!
さっそく行きましょう。
目次
難読漢字1問目は、「能平汁」
山形県の「芋煮」や秋田の「きりたんぽ鍋」、熊本の「馬刺し」や長崎の「ちゃんぽん」など・・・
日本各地には、それぞれの土地に昔から伝わる郷土料理があるものです。
そんな中でも「能平汁」は、全国各地で伝わる郷土料理なんですよ!
日本人として読めないと恥ずかしい・・・!?
「能平汁」の読み方のヒントは・・・?
それでは、「能平汁」がどんな郷土料理かをヒントにします。
里芋やごぼう、蓮根や人参などの野菜、鶏肉や鮭などをたっぷり使って作られる汁物です。
新潟県の「能平汁」が最も有名ですが、島根県や奈良県、熊本県でも作られ続けている郷土料理です。
とろみがあるのが特徴で、豚汁やけんちん汁と違って、豚肉を使わないので時間が経っても脂が浮かないのも特徴的です。
さあ、分かりましたか?
「能平汁」の読み方の答えは・・・
正解は、「のっぺいじる」でした!
「能平汁(のっぺいじる)」は、「濃餅汁」とも書かれます。
片栗粉や里芋を入れることでとろみがついていることから、ぬらりとしているという意味の「ぬっぺいじる」と呼ばれていたのがなまって「のっぺいじる」と呼ばれるようになったんだとか!
難読漢字2問目は、「芥子菜」
「芥子菜」の読み方は・・・「ちゃこな」ではありませんよ!
「芥」は「茶」と似ていますが、違う漢字です。
それでは、「芥子菜」は何と読むのでしょうか?
日本でもよく食べられている野菜ですよ!
何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「芥子菜」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「芥子菜」は、ブロッコリーやキャベツと同じ仲間の「アブラナ科」の野菜です。
「芥子菜」の最大の特徴は、その味わいです。
ピリッとした辛味があって、漬物やお浸し、あえ物や炒め物、サラダなどに幅広く使われます。
ピリッとした辛味のある「芥子菜」・・・読み方は「〇〇しな」です!
分かりましたか?
「芥子菜」の読み方の答えは・・・
正解は、「からしな」でした!
「芥」は、「芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)」の名前で見かけることが多い漢字ではないでしょうか。
「芥」は、次の2つの意味・読み方があるんです。
- 「あくた」・・・「ごみ」という意味
- 「からし」・・・香辛料のからしの意味
香辛料の「からし」には、「辛子」という漢字のほかに「芥子」とも書くんですね。
ピリッと辛い「芥子菜」、ぜひ食べてみてください。
難読漢字最終問題は、「敦盛草」
日本に自生する花でありながら、絶滅危惧種に指定されている「敦盛草」。
「幻の中の幻の花」とも称される、とっても希少性の高い花です。
「敦盛草」・・・読めますか?
「こうもりそう」ではありませんよ。
何と読むのか、早速見ていきましょう。
「敦盛草」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「敦盛草」は、袋状の大きな花が特徴です。
その形がある武将の身に着けた防具に似ていることから、この名前が付きました。
その武将とはもちろん、「平敦盛」!
もう、分かりましたよね。
ひらがなで「〇〇〇〇そう」です。
「敦盛草」の読み方の答えは・・・
正解は、「あつもりそう」でした!
「敦盛草(あつもりそう)」は絶滅危惧種に指定されていて、自生しているものを採取するのは禁止されているんです。
人工的に増殖させ販売しているものを購入することは禁止されてはいませんが、農林水産大臣に届け出をしている販売店から購入する必要があるんですって!
ちなみにこの「敦盛草(あつもりそう)」の対をなす花があって、その花は「熊谷草(くまがいそう)」と名付けられているんですよ。
平敦盛と一騎打ちした相手、熊谷直実の名前を取っているんですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!