今回は「睥睨」「千五百」「猫鼬」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「睥睨」
「睥睨」の読み方をご存じでしょうか?
パッと見た印象で「ひげい」と読んでしまった方が多いかもしれませんが、残念ながら間違いです。
「卑」は確かに「ひ」と読みますが、目編が付くと違った読み方になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「睥睨」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 「睨」の読み方は「げい」で合っています
- 意味は、横目でジロリとにらむこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「睥睨」の読み方!正解は!?
正解は「へいげい」です!
「睥(へい)」には「流し目・横目」や「にらむ」という意味があります。
さらに「睨(げい)」も「にらむ」という意味。
したがって「睥睨(へいげい)」は「横目でにらむ」を強調した言葉になります。
以下は「睥睨」を使った例文です。
- 刑事が睥睨すると不良グループはたちまち静かになった
- 優勝候補の彼はスタート地点に立つと周りの選手を睥睨した
- 裕福な家庭に育った彼は貧しい人達を睥睨の眼差しで見ていた
「睥睨」は日常的に耳にする言葉ではありませんが、この機会に覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「千五百」
「千五百」の読み方をご存じでしょうか?
普通に読むと「せんごひゃく」ですが…
今回はもう一つの読み方を正解とします。
全く見当もつかない?
意外と素直な読み方なので、よーく考えてみてくださいね。
「千五百」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 「千代紙」「五つ」「八百屋」の3つから読み方を推測すると?
- 数が非常に多いことを意味します
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「千五百」の読み方!正解は!?
正解は「ちいお」です!
2つめのヒントから解読すると、「千代紙(ちよがみ)」の「ち」+「五つ(いつ・いつつ)」の「い」+「八百屋(やおや)」の「お」で、「千五百(ちいお)」になります。
意味はヒントの3つめにあるように「数が非常に多いこと」や「無数であること」です。
また、「ちいほ」という読み方もあり、「千五百秋(ちいほあき)」は「とても長い年月」という意味。
「千五百」を「ちいお」や「ちいほ」と読むのも意外ですが、数が多いことを指すというのも意外ですね。
ちょっと覚えておくと、物知りだねって言われるかも。
最後はこの漢字!「猫鼬」
「猫鼬」の読み方をご存じでしょうか?
「ねこいたち」と読むのはもちろん間違いです。
漢字から推測されるように、動物の名前ですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「猫鼬」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 通常はカタカナで表記し、4文字目は長音符号の「ー」です
- 沖縄に生息する動物の名前
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「猫鼬」の読み方!正解は!?
正解は「マングース」です!
「猫鼬(マングース)」は沖縄のハブを駆除する目的で、1910年にガンジス川流域から持ち込まれました。
ところが日本に輸入されたマングースは昼行性で、ハブは夜行性。
しかも雑食性のマングースだったため、わざわざハブと戦う必要はなかったのです。
結果、マングースは沖縄の生態系に被害をもたらす動物として問題となっています。
1985年~2005年の20年間だけを見ても、沖縄のヤンバルクインナは40%も減少したということです。