今回の難読漢字は「氷下魚」「嫂」「軋轢」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「氷下魚」
「氷下魚」って何て読むか分かりますか?
(ひょうかうお)ではありません。
(こおりしたさかな)でもありません。
ひらがなで3文字の魚の名前です。
”〇〇〇”
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「氷下魚」の読み方のヒントは?
ヒント① 北海道の珍味と言われています。
ヒント② 氷に穴をあけて釣ります。
ヒント③ 一夜干しや干物にして食べることが多いです。
何と読むかわかりましたか?
「氷下魚」の読み方、正解は……
正解は……
「こまい」
です!
「こまい」という名前はアイヌ語からきていると言われています。
北海道では、こまいの頭と内臓を取り除き、水できれいに洗ったあと、三枚に下ろし、冷凍して、解凍せずに薄切りにする「ルイベ」という食べ方もあるそうです。
「ルイベ」もアイヌ語であり、「ル」は「溶ける」を「イベ」は「食料」を意味します。
もともと、寄生虫対策として「ルイベ」が生み出されたと言われており、刺身とは違う独特の食感と口の中で溶けていく味わいが楽しめる調理法です。
北海道では、魚の「ルイベ」以外にも、豚肉の「ルイベ」などさまざまな「ルイベ」を考案しています。
ぜひ、北海道に行ったときには「ルイベ」を楽しんでみて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「嫂」
「嫂」
これ、何と読むかわかりますか?
なんとなく、女性が関係しそうな漢字ではありますが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「嫂」読み方のヒント!
「嫂」は、家族にまつわる漢字です。
同じような漢字の「姑」や「姪」と勘違いしてしまった方がいるのでは?
「嫂」がいない人は結構います。
一人っ子同士や兄弟がいないと、「嫂」もいないのですが…
さて、読めたでしょうか?
「嫂」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「あによめ」
です!
「嫂」は、
読み方の通り「兄の妻」のことです。
漢字2文字で「兄嫁」と書くほうが一般的のため、
この漢字を知っている方は少ないかもしれません。
正解できた方はすごいです!
自分、もしくは配偶者の兄の配偶者に当てはまる言葉なので、
一人っ子同士の場合や、自分にも配偶者にもお兄さんがいない場合は
「嫂」に当たる人がいないことになります。
対義語としては「姉嫁」や「弟嫁」などがありますが、
こちらには一文字の漢字は無いようです。
ちなみに「嫂さん」と書く場合は、
「あによめさん」よりも「ねえさん」と読ませることが多いので
注意が必要です。
馴染みのない漢字ですが、覚えておいて損はなし!
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
最後はこの漢字!「軋轢」
「軋轢」の読み方をご存じでしょうか?
「軋む(きしむ)」と「轢」で「きしらく」と読むのは間違いですよ。
「轢」には「楽」に似た字が使われていますが、「らく」と読むことはできません。
それでは何と読めば…
あなたには正しい読み方がわかりますか?
「軋轢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 人間関係がうまくいかなくなることをいいます。
- 「彼女とは意見の食い違いから軋轢が生じた」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「軋轢」の読み方!正解は!?
正解は「あつれき」です!
「軋」は、車の車輪がこすれるという意味。
「轢」は、車輪がきしんで音を立てるという意味です。
似た意味の漢字が重なって、人間関係に摩擦が生じてうまくいかなくなることを「軋轢(あつれき)」といいます。
類義語としては「行き違い」「摩擦」「不協和音」などがありますが、少しずつニュアンスが異なるので注意しましょう。