今日の難読漢字は
「流離」
「老い次」
「雑駁」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「流離」!
「流離」は、「りゅうり」と読めますよね。
実はこちらも正解!
ただし、もっと親しみやすい言葉として読むこともできるんです。
その読み方は有名な曲名や、漫画や小説などでも見かける馴染み深いもの。
さて、あなたは何と読みましたか?
「流離」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さすらい」
です!
「流離」は、
「あてもなくさまよう」という意味の言葉です!
「りゅうり」と読んでも「さすらい」と読んでも意味は同じ。
故郷を後にして、あてもなくあちこちを彷徨い歩くという意味ですよ。
この読み方を聞いてしまうと「りゅうり」という方が意味が通じにくく感じますよね。
「さすらい」といえば、奥田民生の曲として有名ですし、
さまざまな漫画や小説などでも見かける言葉。
同じような言葉として「流浪」もありますが、
こちらも「るろうに剣心」などで使われているため、ご存じの方が多いかも。
一度覚えてしまえば、すんなり読めるようになる「流離」。
これを機にスマートに読めるように覚えておきましょう!
次の難読漢字は「老い次」!
「老い次」は、漢字自体が簡単。
なんの疑問も抱かず「おいつぎ」と読む方が多いのではないでしょうか?
これは不正解!
「老い」は合っているのですが、「次」が問題。
普通では読まない読み方をするんです。
さて、あなたは何と読みましたか?
「老い次」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「おいなみ」
です!
「老い次」は、
「年をとること」「年をとるまでの境遇」「年をとってからの時期」という意味です!
「老」という漢字が使われていると、なんとなくネガティブな言葉に感じられますよね。
ところが「老い次」は単に「歳を重ねる」という意味の言葉です。
実は元々「老い並み」と書くのですが「並む」を連用形にした言葉が「次」なのだとか。
「月次」と書いて「つきなみ」と読むのと同じ活用ですよね。
主に古文の中で使われることが多く、万葉集の中にも
「事もなく 生き来しものを 老いなみに かかる恋をも 吾は会へるかも」
という歌があるほど。
普段使わなくても、知っておくとかっこいい「老い次」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「雑駁」!
「雑駁」は、「駁」の漢字が難しいですよね。
こちらは漢字検定準一級相当の、とても難しい漢字。
「まだら」「ぶち」または「入りまじる」という意味です。
競馬がお好きな方は「駁馬」という言葉でご存知かもしれません。
さて、あなたは何と読みましたか?
「雑駁」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ざっぱく」
です!
「雑駁」は、
「雑然として統一がないこと」という意味の言葉です!
「雑」はもちろん「煩雑」や「雑多」などで使われている通り
「いろいろなものが混ざり合っている」という意味。
「駁」にも、先ほどお伝えしたように「入り混じる」という意味です。
つまり同じ意味の漢字を重ねて、意味を強調しています。
とにかく整っていない様子を表す言葉なので、
「雑駁な知識」「雑駁な交際」「雑駁な会食」など、さまざまなシーンで使えます。
私も仕事が多くなってくると、雑駁なタスクたちに追い込まれています……
難しく見えて、実は使いどころの多い「雑駁」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!