「鶯梭」の読み方をご存じですか?
「鶯」はウグイスと読みますが「梭」という字は「俊」に似ていますが違う字です。
それでは、何と読むのでしょうか?
「鶯梭」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「お○○」の3文字
- どちらの字も音読みです
- 「梭」の字は「俊」とは読み方が違います
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「鶯梭」の読み方、正解は・・・
正解は
「おうさ」
です!
ウグイスが枝から枝へと飛び移っていく様子をあらわす言葉です。
「梭」は機(はた)織りで横糸を通すための道具で「ひ」と呼ばれているものをあらわしています。
鶯と機織りの道具に何の関係があるかというと、梭を素早く動かす様子が、鶯が枝から枝へと飛び移っていくさまに似ている、ということのようです。
もうひとつの意味と「雁字鶯梭」
「鶯梭」には実は「詩文などの字句をかざること」というもうひとつの意味があります。ウグイスが飛び移る様子が何故字句を飾ることにつながるのかと不思議ですね。
似た言葉に「雁字鶯梭(がんじおうさ)」という四字熟語があります。「雁字」は鳥のガンが一列に並んで飛ぶさまを文字に見立てた言葉です。これに「鶯梭」をつけると「文字(漢詩文)の字句を修飾する」という意味になります。ウグイスがガンの群れの周りをちょこまか動き回っているところを、文字を修飾することになぞらえるというのは風流ですね。
「鶯梭」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。