「掩蔽」の読み方をご存じですか?
なんとなく見た目が似ている「隠蔽」から「いんぺい」と読むと間違いになります。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「掩蔽」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「え○○○」の4文字
- 音読みです
- 天文学でよく使われる言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「掩蔽」の読み方、正解は・・・
正解は
「えんぺい」
です!
元の意味は「おおいかくすこと」なのですが、天文学上の現象について使われることが多いです。それは
「地球と恒星または惑星との間に月(などの天体)が入り、恒星・惑星を隠す現象」
です。表現だけ見ると「日食」「月食」が当てはまりそうですが、「日食」は太陽を月が覆い隠すことから厳密には「掩蔽」で、「月食」は月が地球の影に入ることで起こることから「食」という扱いになるそうです。ただ、一般的な呼び方として「日食」が「掩蔽」と呼ばれることはあまりありません。
掩蔽を観測することによって、月の位置を精密測定できたり、天王星に細い環が存在することがわかったりと、地上からでも離れた星の様子を推測できる重要な現象なのです。
宇宙の現象が気になった方は、是非「掩蔽」の読み方を覚えてくださいね。