漢字読み講座

「御田」「萎む」「冥利」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「御田」「萎む」「冥利」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「御田」

「御田」って何て読むか分かりますか?

(ごでん)ではありません。

(おんた)でもありません。

 

ひらがな3文字の食べ物です。

”〇〇〇”

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「御田」の読み方のヒントは?

 

冬と言えばこの料理が思い浮かびます。

寒い季節にもってこいの鍋料理です。

地域によって具材や調理法が少し違います。

大根・こんにゃく・ちくわなどが入っています。

 

さて、何と読むのでしょうか?

 

「御田」の読み方、正解は……

正解は……

 

「おでん」

 

です!

 

諸説ありますが、元々は「田楽」に接頭語の「御」がついたものと言われています。

 

江戸時代までは、こんにゃくや豆腐を串にさして味噌を塗って焼いたものを「田楽」と呼んでいました。

 

近世では、串刺しのこんにゃくを煮て食べるようになり、こんにゃくと一緒に野菜や練り物も煮込むようになり、それを「御田」と呼ぶようになったようです。

 

家庭料理として普及していたおでんですが、1979年にコンビニエンスストアでも販売されるようになってから、ますます手軽に食べられるようになりました。

関東風と関西風で違いがあるのも興味深いですね。

 

毎年冬になると、1度は食べたくなります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

2問目はこの漢字!「萎む」

「萎む」の読み方をご存じでしょうか?

「なむ」と読むのは間違いですよ。

「萎える」と書くと「なえる」と読みますが、「萎む」には違った読み方があります。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「萎む」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字です。
  2. 花が「咲く」の反対を意味する言葉。
  3. 「空気が抜けて風船が萎んでしまった」のように使います。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「萎む」の読み方!正解は!?

正解は「しぼむ」です。

花が生気を失ってしおれてしまうことや、ヒントで紹介したように、風船のように膨らんでいたものが小さくなることも「萎む」と表現します。

夢や希望に向かってふくらんでいた気持ちが萎えることも「萎む」と言ったりしますね。

「萎」という漢字を使った言葉には他に「萎縮(いしゅく)」「萎(な)える」「萎(しお)れる」「萎(しな)びる」などがあり、いずれも元気を失ってしまうイメージです。

最後はこの漢字!「冥利」

冥利」と書いて、なんと読むか分かりますか?

ひとことで言えば、これ以上ない幸せという意味の「冥利」。

自分の幸せを実感し、周囲への感謝の気持ちも含んでいる言葉です。

絶対に聞いたことのある言葉だと思いますよ!

さて、「冥利」と書いてなんと読むでしょうか?

「冥利」読み方のヒントは?

「冥利」とは、意識してなかったことで受ける恩恵のことです。

神仏から受ける恩恵という意味で使われているので、

「コツコツ頑張れば報われる」

「やっぱり神様は居たんだ!」

「いいことをしていると幸運が来るのは本当だった!」

という感じですね。

 

他にも「男冥利」「女冥利」などは、その性別に生まれてきたからこそ、実感できる幸せです。

職業などでも「教師冥利」「役者冥利」と、自分が頑張ったことに対して、

思いがけないほどの大きな結果を残せた時にも使います。

「目の前の事を一生懸命に頑張っていただけなのに、会社が大きくなり社長冥利に尽きる。」

なんて言ってみたいですね!

とにかく「冥利」は、目の前の幸せを実感している瞬間の言葉です!

「冥利」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「冥利」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「みょうり」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!