今回の難読漢字は「鬯」「率先垂範」「階」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鬯」
難読漢字クイズです。
今回の問題は「鬯」!
幽霊の「ゆう」、憂鬱の「うつ」に似ていますね。
「鬯」の読み方のヒントは?
1.「鬯」をひらがなにすると5文字です。
2.「鬯」は、黒きびと香草を混ぜて作られたお酒です。
3.「鬯」の香草は、チューリップ、あるいはサフランだといわれています。
正解は…
正解は「においざけ」でした!
「鬯」は10画の漢字で、音読みは「チョウ」、訓読みは「においざけ」「鬯びる(のびる)」です。
「鬯(においざけ)」は、古代中国で主に祭祀に用いられたお酒です。
「鬯」のなりたち
「鬯」という漢字は、香草を酒壺に浸している様子を表しています。
上部の「凵(かん)」が容器で、中の「米」のような部分が香草、下部の「ヒ」は容器の脚部です。
「鬱」と「鬯」
「鬯」に、さらに「冖」でフタをします。
酒を入れる瓶(かめ)という意味で「缶」、樹が茂るように「林」、色や香りが盛んになる「彡(さん)」を加えると…
「鬱(うつ)」という漢字になります!
「鬱」と「鬯」は似ていますね。
両者を組み合わせると「鬱鬯(うっちょう)」という言葉になります。
「鬱鬯」とは、「においざけ」の別名です。
『蘭陵の美酒 鬱金香』李白の漢詩より一部引用
2問目はこの漢字!「率先垂範」
「率先垂範」と書いて、なんと読むか分かりますか?
ぶっちゃけ「率先」は読めると思います。
率先は(そっせん)です。
でも「垂範」はどうでしょうか?
間違えがちな(しはん)は「師範」と書きますよ!
垂れる範と書いてなんと読むのか、ちょっと思いつかないと言う人も多いかも。
さて、「率先垂範」と書いて、なんと読むでしょうか?
「率先垂範」読み方のヒントは?
「率先垂範」は先頭に立つ人は模範を示すという意味です。
なので、しっかりした人が先頭に来て、見本を見せることで後ろのみんなが真似をすることです。
運動会などでは、先頭の人がポイントになってくるので先生もしっかりと位置を教えたり、ダンスの順番を教えたりしていました。
先頭が間違うと、後ろもつられて間違ってしまいますからね。
会社では上司が口ばっかりで良い見本を示さないので嫌われる、なんて定番じゃないでしょうか。
「率先垂範」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「そっせん〇〇〇〇」です。
垂直と模範はなんと読みますか?
さて、もうわかりましたか?
「率先垂範」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「そっせんすいはん」
です!
率先垂範の意味は、山本五十六さんの「やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず」が有名です。
上司に文句を言う時は「率先垂範していない」と指摘するのがスマートかも。
ぜひ、参考にしてみてください。
最後はこの漢字!「階」
「階」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(かい)以外にも読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?
「階」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 ある構造物の名前で、家やビルなど、建物にあることが多いです。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「階」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「き」です。 普段使われることはほとんどなく予想もできないため、 知っていないとまず読めないかなり難度の高い言葉ですね。 これでだいぶ見当がついた人は漢字の超上級者ではないでしょうか?
「階」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「きざはし」
です!
きざはしは階段を意味する言葉で、意味としては漢字のままですね。 きざはしは「きざ(刻)」と「はし(橋)」からできた言葉のようで、 段々で”きざ”まれた、移動できる”はし”というのが由来だそうです。 きざはしは日常ではなかなか聞くことのない言葉ですよね。 少し調べた限りでは、谷村新司さんで「階~きざはし~」という人気曲が ある他に、鳩サブレーで有名な鎌倉の豊島屋さんに鎌倉の石段をイメージした 「きざはし」という隠れた人気のお菓子があるそうです。 どちらもぜひ一度、試してみたいですね。