今回は「雀卵斑」「綯い交ぜ」「灰汁色」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「雀卵斑」
「雀卵斑」の読み方をご存じでしょうか?
「じゃくらんはん」と読むこともできますが、もっと身近な読み方があります。
あなたもきっと見たことがある、あるものの呼び名です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「雀卵斑」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 顔にできる褐色の小さな斑点のこと
- 紫外線は雀卵斑の原因になります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「雀卵斑」の読み方!正解は!?
正解は「そばかす」です!
「雀卵斑(そばかす)」とは、ヒントにも示したように顔にできる直径約3mm程度の褐色の斑点で、鼻や頬によくできます。
「雀斑」や「蕎麦滓」と書いても「そばかす」と読むことができますが、ほとんどの場合ひらがなかカタカナで表記されることが多いようです。
そばかすはシミの一種で色白の人にできやすく、紫外線が主な原因です。
しかし遺伝性が強いため、幼児のころから出現することも多いのが、他のシミとは異なる点だといえます。
2問目はこの漢字!「綯い交ぜ」
「綯い交ぜ」の読み方をご存じでしょうか?
「綯」は「とう」とも読めますが、「とういまぜ」と読むのは間違いです。
歌舞伎に詳しい方なら簡単に読めるかも知れません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「綯い交ぜ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇い〇ぜ」の4文字です
- 「綯い交ぜ」とは、異なる色の糸を寄り合わせて紐にすること
- 「虚実を綯い交ぜにして語る」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「綯い交ぜ」の読み方!正解は!?
正解は「ないまぜ」です!
「綯い交ぜ(ないまぜ)」の本来の意味は、ヒントで示したように異なる色の糸を寄り合わせて紐にすること。
「綯う」とは「縄を綯う(なう)」という場合に使われる漢字です。
転じて、様々な種類のもの一つに混ぜ合わせることを「綯い交ぜ」と表現します。
また、歌舞伎の世界で「綯い交ぜ」というと、異なる2つの世界の筋を絡めて新たに1つの物語を作る手法のことです。
最後はこの漢字!「灰汁色」
「灰汁色」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「はいじるいろ」ではありませんよ。
色の名前には違いないようですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「灰汁色」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 料理をする人ならすぐにわかるかも
- 黄みがかった灰色のこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「灰汁色」の読み方!正解は!?
正解は「あくいろ」です!
「灰汁色(あくいろ)」とは、黄みがかった灰色の呼び名。
また、「灰汁(あく)」とは、草木を燃やしてできた灰を水に浸けて上澄みを取ったもので、古くは染色や布用の洗剤として使われました。
さらに、料理で野菜や肉を煮たときに浮き上がってくる、えぐみを持つ成分も「灰汁(あく)」と呼ばれます。
料理をする人なら、野菜や肉を煮た際に浮き上がってくる灰汁を取り除いたり、ゴボウやナスなどを水にさらして灰汁抜きをしたことがあるでしょう。
灰汁色は派手さのある色ではありませんが、心を落ちつかせるリラックス効果のある色とされています。