今回のお題は「無礼る」「悪怯れる」「法師」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「無礼る」
「無礼る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「無礼」だけだと(ぶれい)と読むのですが、送り仮名が付くと読み方が変わってきます。
でも、イメージは同じだと思います。
さて、「無礼る」と書いてなんと読むでしょうか?
「無礼る」読み方のヒントは?
ちょっと難しいので先にヒントを申し上げますと、「無」は(な)と読みます。
でも(なれいる)ではありません。
怒った時によく使われている言葉です。
軽く見られたり、無礼に扱われたり、とにかく失礼な相手に対して「無礼るな!」と使います。
礼儀が無いと書いて「無礼る」とはよくいったものです。
失礼な態度を平気で取る人は、そもそも礼儀という概念が無いのかもしれません。
でも礼儀も突き詰めると、がんじがらめになり何もできなくなってしまうような気がしますが、
それでも最低限の礼儀は必要です。
「無礼る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇る」です。
さて、もうわかりましたか?
「無礼る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なめる」
です!
是非、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「悪怯れる」
「悪怯れる」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「悪に怯える」で、なんだか恐怖のイメージですが実際の意味は違います。
もちろん(あくたれる)でもありません。
さて、「悪怯れる」と書いてなんと読むでしょうか?
「悪怯れる」読み方のヒントは?
「悪怯れる」は自分でしたことを悪いと思って、恥ずかしがるという意味です。
この悪怯れる様子が、見えるのと見えないのでは印象が大きく変わってきます。
人に使う時には、主に「悪怯れる」ことを否定する時に使います。
たとえば、
「失敗を人に擦り付けて、悪怯れる様子もない上司」
「浮気がバレた夫は、悪怯れるよりも先に開き直った」
など、あまりに大胆な行動をしている人に「もう少し、遠慮すればいいのに!」「悪いなという態度が見えない!」なんて感情も湧いてきますね。
それが「悪怯れる」です。
「悪怯れる」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇れる」です。
さて、もうわかりましたか?
「悪怯れる」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「わるびれる」
です!
たぶん、一度くらいは使ったことがあるのではないでしょうか?
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「法師」
「法師」の読み方をご存じでしょうか?
「一寸法師(いっすんぼうし)」や「三蔵法師(さんぞうほうし)」が有名なので「ほうし」と読む人が多いと思います。
ところが「ほうし」以外の読み方もあるんですよ。
「ほうし」以外の読み方が、あなたにはわかりますか?
「法師」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 「だいだら法師」は有名な妖怪ですね
- 読み仮名の真ん中は「っ」です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「法師」の読み方!正解は!?
正解は「ぼっち」です!
「法師(ぼっち)」はひらがなで書くことが多いのですが、「法師(ほうし)」が訛って「ぼっち」になったと考えられています。
法師とは、出家して修行している僧侶のこと。
このことから、ひとりで行動している人を指して「ひとりぼっち」や「ぼっち」と呼ぶようになりました。
ヒントで紹介した「だいだらぼっち」は日本各地に伝承が残る巨人の妖怪です。
夜に森を徘徊するとも言われ、孤独な姿が目に浮かびますね。