漢字読み講座

「蜻蛉」「窒扶斯」「汗顔」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「蜻蛉」「窒扶斯」「汗顔」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「蜻蛉」

「蜻蛉」と書いて、(かげろう)と読みます。

ですが、もうひとつもっとメジャーな昆虫も同じ読み方をします。

どれくらい有名な昆虫かというと、全世界に約5,000種類、日本だけでも200種類も居ます!

虫が苦手という人でも、きっと捕まえようとしたことがあると思います。

ちなみに蝶ではありません。

さて、「蜻蛉」と書いてなんと読むでしょうか?

「蜻蛉」読み方のもうひとつのヒントは?

かげろうは幼虫期間が一年、そして成虫になると数時間から数日しか生きられません。

なぜなら、成虫になったら食べることができないからです。

しかし、「蜻蛉」は幼虫期間一年から三年、そして成虫の期間は約二カ月です。

「蜻蛉」はもちろんエサを食べます。強い「蜻蛉」が弱い「蜻蛉」を共食いしているのも見かけることがあります。

最強の「蜻蛉」とか男子の憧れですね。

なぜどちらも同じ「蜻蛉」と書くのかは諸説あり、はっきりとしていません。

「蜻蛉」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

オニヤンマとかギンヤンマとか勇ましすぎて、ちょっと怖いです。

さあ、もうわかりましたか?

「蜻蛉」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「とんぼ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

2問目はこの漢字!「窒扶斯」

「窒扶斯」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ちっそ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「窒扶斯」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
難しい漢字が並んでいることから想像できるかもしれませんが、
これは当て字になります。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

「窒扶斯」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「ち」です。
この名前がついた菌による感染症で、日本でも過去に大流行したそうです。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「窒扶斯」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「チフス」
です!
日本ではチフスというと「腸チフス」を指すことが多いそうですが、
現在では「パラチフス」「発疹チフス」といった別のチフスが見つかっています。
腸チフスとパラチフスは、食中毒でよく聞くサルモネラの一種であるチフス菌に
感染することで発症します。
発疹チフスは他の2つとは全く別の病気のため、今ではこれらをきちんと区別するため、
単に「チフス」と言うことは医学的にはなくなっているそうです。
人間と感染病との戦いは、多くの犠牲を伴いながらも最終的にはその多くが
封じ込めることに成功しており、今の状況もきっと近い未来には落ち着くことになるはずです。
それまでは各々ができる対策を確実にしていきましょう。

最後はこの漢字!「汗顔」

「汗顔」の読み方をご存じでしょうか?

素直に読むと「あせがお」と読めますが、間違いです。

となると…?

ヒントなしでもほとんどの方が正解できそうな気がしますよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「汗顔」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 顔に汗をかくほど恥ずかしいという意味
  3. 「お誉めにあずかり、汗顔のいたりです」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「汗顔」の読み方!正解は!?

正解は「かんがん」です!

読み方としては決して難しくないので、ほとんどの方が正解できたのではないでしょうか?

しかし「汗顔(かんがん)」という言葉は日常的に使ったり耳にしたりすることが少ないため、意外と難しかった方もいるかもしれませんね。

汗顔とは、ヒントにも示したように「顔に汗をかくほど恥ずかしい」という意味で、何か失敗をしたり、大きく褒められたりした際に使う言葉です。

「汗」を「かん」と読む熟語としては他に「発汗(はっかん)」「汗腺(かんせん)」「汗簡(かんかん)」などがあります。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!