今回の難読漢字は「大鋸屑」「戻入」「より選る」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「大鋸屑」
「大鋸屑」の読み方をご存じでしょうか?
「鋸」は「のこ」や「のこぎり」とも読めますが「おおのこくず」や「おおのこぎりくず」ではありません。
しかし意味的には「のこぎり」に関係がある言葉ですよ…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「大鋸屑」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 大型の鋸(のこぎり)のことをひらがな2文字で「大鋸」といいます
- 「屑かご」の「屑」はひらがな2文字で何と読む?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「大鋸屑」の読み方!正解は!?
正解は「おがくず」です!
「大鋸屑(おがくず)」とは、鋸で木材をひいた際に出る屑(くず)のこと。
ヒントに出した「大鋸」の部分を「おが」と読みます。
「大鋸(おが)」は、古くは「おおが」とも呼ばれた2人引きの大型の鋸で、室町時代に大陸から伝わったものです。
また、同じ木材でも、かんなで引いた後に出る屑は「かんなくず」と呼ばれます。
2問目はこの漢字!「戻入」
「戻入」の読み方をご存じでしょうか?
「もどる」と「はいる」で「もどりいり」と読んだ方もいらっしゃるかも知れませんが、残念ながら間違いです。
「戻」も「入」も日常で使う簡単な漢字なのに、熟語になるとたちまち読みにくくなりますね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「戻入」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 会計用語のひとつになります
- 4文字目は小さな「ゅ」です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「戻入」の読み方!正解は!?
正解は「れいにゅう」です!
「戻入(れいにゅう)」とは、一度支出された歳出が過払いなどの理由によって元の歳出予算に戻ること。
たとえば生命保険なら、契約成立後に支払われた手数料が、解約等によって返還されることを「手数料戻入」と呼びます。
また「戻し入れ」と呼ばれる場合もあるでしょう。
「戻」という字は通常は「戻る」「戻す」などと読みますが、今回のように「れい」と読む言葉には「返戻金(へんれいきん)」などがあります。
最後はこの漢字!「より選る」
「より選る」の読み方をご存じでしょうか?
「選」は「選択(せんたく)」の「せん」ですが、「よりせんる」と読むのは間違いです。
日常的に耳にする言葉なので、直観でわかる方も多いかも知れません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「より選る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「より〇〇る」の5文字です
- 多くある良いものの中からさらに良いものを選び出すこと
- 「世界大会に向けてより選りのメンバーを集めました」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「より選る」の読み方!正解は!?
正解は「よりすぐる」です!
「より選る(よりすぐる)」とは、数多くある優秀なものの中からより優れたものを選び出すことです。
また、「より選る」の前半の「より」の部分も漢字に直すことができ、こちらも実は「選り」と書きます。
ということは、「選り選る」と書いて「よりすぐる」と読めるわけですが、一般には「選りすぐる」と書く場合が多いようですね。