「几」を何と読みますか?
几帳面の「き」ですね!
これは意外な読み方ですよ…
「几」の読み方のヒントは?
1.「几」をひらがなにすると、4文字になります。
2.「几」の別名は「おしまずき」「脇息」です。
3.海外にも同じ用途のものがあります。
正解は…
正解は「ひじかけ」でした!
西洋では椅子にも付いていますね、車ならアームレストにあたります。
日本の座敷には、座卓、座布団、椅子が無い代わりに「几」があります。
映画などで織田信長が肘を置き、体を斜めにもたれている安楽用具のイメージです。
現代では、囲碁や将棋の対局の際に見かけますね。老舗の高級料亭や旅館にも設置されています。
「几」の音読みは「キ」、訓読みは「つくえ」「ひじかけ」、漢検1級2画の漢字。
記紀(古事記や日本書紀)では「おしまずき」と記されており、その後は「脇息」「狭軾」と呼ばれました。
「几」という漢字は、脚が伸びて、しかも安定している机をあらわす象形文字。居る、置くという意味もあります。
「几」の雑学
滋賀県米原氏には「几(おしまずき/おしまづき)」さんという苗字の方々が10名ほど存在します。
几帳:平安時代の公家が使っていた間仕切りのこと
几帳結び:几帳に使う飾り紐。クローバーのような結び方が特徴