今回は「苟も」「菜単」「匡正」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「苟も」
「苟も」と書いて、なんと読むか分かりますか?
筍(たけのこ)や蒟蒻(こんにゃく)に似ているからといって、食べ物ではありません。
あまり自分で使う言葉ではないですが、人が使っているのを聞いたことがあると思います。
さて、「苟も」と書いてなんと読むでしょうか?
「苟も」読み方のヒントは?
「仮にも」「かりそめにも」「仮にも」「万一にも」などという意味を持つ言葉です。
人に言う時は、
「苟もリーダーがポイ捨てをしてもいいのか!」
「苟も学級委員長なら校則を破るべきではない!」
「苟も家族の一員なら後片付けはするべき!」
などと注意する時に使います。
自分で使うなら、謙遜しているように見せかけ、本当はものすごく自信がある時などに使います。
たとえば「苟も学級委員長をしている限り、ずるい行動は見逃せません!」など。
あまり耳障りのいい言葉ではないので、自分で使うのは止めておきましょう。
この「苟も」を「仮に」という言葉に置き換えてもだいたい同じ意味になります。
「苟も」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇も」です!
さあ、もうわかりましたか?
「苟も」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いやしくも」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「菜単」
「菜単」読み方のヒントは?
「菜単」読み方のもうひとつのヒントは?
「菜単」の読み方、正解は・・・
最後はこの漢字!「匡正」
「匡正」の読み方をご存じでしょうか?
画数は少ないけれど、あまり見かけない漢字ですね。
「匡」には「王」という漢字が使われていますが「おうせい」と読むのは間違いです。
「匡」は漢字検定準1級レベルの漢字になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「匡正」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 「匡」は歪んだものを正すという意味を持ちます
- 「不公平な状態を匡正する」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「匡正」の読み方!正解は!?
正解は「きょうせい」です!
一般には「矯正(きょうせい)」という字がよく使われますね。
「匡」の字には歪んだ状態を正すという意味がありますが「正」という字も正しい状態と言う意味を持ちますね。
「匡」という字は名前に使われる以外、あまり馴染みがないかも知れません。
「匡」を使った熟語には「匡正」の他に「匡輔(きょうほ)」や「匡弼(きょうひつ)」があり、いずれも間違った状態を正しくするという意味を持ちます。