今回のお題は「小聡明い」「山姥」「冬麗」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「小聡明い」
難読漢字クイズにチャレンジ!
今回の問題は「小聡明い」。
小動物や女性アイドル、かわいい系男子に使われる言葉です。
雑誌やネットでよく見かけるはずですよ。
「小聡明い」の読み方のヒントは?
ヒント1.「小聡明い」をひらがなにすると4文字になります。
ヒント2.「上目遣いでねだる姿が小聡明い女性」のように使います。
ヒント3.「小聡明い」の類義語には、「狡猾」「抜け目ない」「計算高い」「腹黒い」などがあります。
正解は…
正解は…
「あざとい」でした!
「小賢しい(こざかしい)」と間違った人が多かったのでは?
「小聡明い(あざとい)」とは、ズルさや卑怯さが賢さを上回ったネガティブな印象の言い回しです。
また、思慮が足りない、浅はか、目先の利益だけに囚われるという意味も含まれます。
「小聡明い」の語源については諸説ありますが、古語の「戯ざる(あざる)」という説が有力です。
「戯ざる」には、ふざける・くつろぐ・無作法な振る舞い・くだけた様子などの意味があります。
「小聡明い」は誉め言葉?
最近の女性雑誌を読むと「あざとかわいい」というキャッチコピーを見かけます。
本来は悪い意味の「小聡明い」ですが、現代は誉め言葉として使われるケースがあるようですね!
2問目はこの漢字!「山姥」
「山姥」と書いて、なんと読むか分かりますか?
山に住む優しいおばあさん・・・のことではありません。
妖怪の一種です!
さて、「山姥」と書いてなんと読むでしょうか?
「山姥」読み方のヒントは?
アニメなどに出てくる「山姥」は一見怖そうに見えますが、実は優しいという設定です。
しかし本当の山姥は、山奥に住み、道に迷った旅人を泊まらせて、旅人が眠った所で食い殺すといわれています。
「食わず女房」や「牛方山姥」などの昔話でも、山姥の恐ろしさを発揮していますよね。
山でなくても怒りに狂った女性の事を「山姥」なんて揶揄してさらに怒られたり。
しかしそれでも地域によっては、山姥が家に取り憑くと家が栄えるといわれている地方もあり、昔話のように一概に恐ろしいだけのものではないようです。
「山姥」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「山姥」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「やまんば」
です!
また、(やまうば)と読んでも正解です。
山奥で道に迷っていて、そこに突然普段着のおばあさんが出てきたらそれだけで心臓が止まりそうです!
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「冬麗」
「冬麗」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(とうらい)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「冬麗」読み方のヒントは?
ヒントは全体で5文字、「〇〇〇〇〇」となります。
俳句で使われる季語のひとつで、文字通り冬の季語となります。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「冬麗」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「ふ」です。
麗は「れい」とか「らい」といった、音読みで使われることが多いですが、 今回は訓読みとなります。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「冬麗」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ふゆうらら」
です!
冬麗(ふゆうらら)は、俳句で使われる季語のひとつで、寒さは強いものの、 太陽の日差しはしっかりと、空気が澄みわたる冬晴れの様子を表しています。
麗(うらら)は穏やかな春の雰囲気を表すことが多いそうですが、冬麗となると 天気は晴れ晴れとしつつもキリッとした冬の空気を感じさせる言葉となります。
厳しい冬の寒さとあたたかくやわらかい日差し、陽の光の明るさとそれが作る影、 そういった対照的なもの同士が生む対比関係(コントラスト)が、自然や人間のもつ 美しさを感じさせるのかもしれませんね。