今回の難読漢字は「斡旋」「篤志家」「還俗」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「斡旋」
「斡旋」の読み方をご存じでしょうか?
「かんせん」と読むのは、もちろん間違い。
読みにくい漢字ですが、普段の会話で耳にする言葉ですよ。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「斡旋」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 商売や交渉事などで両者の問題が速やかに解決できるように第三者が間に入ること
- 転職先を探すため、人材の斡旋会社に登録した
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「斡旋」の読み方!正解は!?
正解は「あっせん」です!
ヒントで紹介したように、「斡旋」とは交渉事などで第三者が両者の間に入って、問題解決を図ることです。
「斡旋」は主にビジネスシーンで多く使われる言葉で、就職の斡旋、不動産の斡旋、法律相談の斡旋など、社会には様々な斡旋が存在します。
「斡旋」と呼ぶと難しく感じますが、わかりやすく言うと「仲介」ということもできるでしょう。
他に「斡旋」の類義語には「紹介」「口添え」「世話」などがありますが、解決に向けた意思の強さがそれぞれ異なるため、使い分けには注意が必要だと言えます。
2問目はこの漢字!「篤志家」
「篤志家」の読み方をご存じでしょうか?
「篤い」と書いて「あつい」と読みますが、「あつしか」と読んでしまうと恥ずかしいですよ。
割とよく見かける漢字なのですが、熟語になると読みづらいかも知れません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「篤志家」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 公共の福祉や社会奉仕を熱心に行う人のこと
- 「災害地域に多くの篤志家が寄付をした」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「篤志家」の読み方!正解は!?
正解は「とくしか」です!
「篤」という字は「危篤」のように「病気が重い」といった場合に使われる一方で、「情に厚い」「熱心である」などの意味もあるため「篤志」は志のあつい人といった意味になります。
つまり「篤志家」とはヒントでも示した通り「公共の福祉や社会奉仕を熱心に行う人」のことです。
しかし、災害地域で片づけを手伝っている方々のことは篤志家とはいわないため、注意しましょう。
最後はこの漢字!「還俗」
「還俗」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「かんぞく」ですが、もちろん間違いです。
「還」も「俗」も日常的によくみかける漢字ですが、熟語になると見たことが無いという方も多いのでは?
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「還俗」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- お坊さんが普通の人に戻ることをいいます
- 「還俗して結婚した」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「還俗」の読み方!正解は?
正解は「げんぞく」です!
「還俗(げんぞく)」とは「僧侶が僧籍を離れて俗人にもどる」という意味で、「復飾(ふくしょく)」や「帰俗(きぞく)」と呼ぶ場合もあります。
また、「還俗」は罪を犯した僧侶が俗人に帰されることをいい、「帰俗」は自らの意思で俗人にもどることをいう場合もあるようです。
「還俗」は仏教用語になりますが、日本ではキリスト教などの宗教でも、同じ意味で使われています。