本日の難読漢字は…
「乂る」「幵ら」「盧森堡」です!
全部読めたら漢字マスター!
目次
1個目の漢字はこれ!「乂る」
「乂る」を何と読みますか?
「又(また)」の上部にある横文がありませんね。
これはなかなかの難読漢字ですよ。
「乂る」の読み方のヒントは?
1.「乂る」をひらがなにすると、「〇る」になります。
2.「乂る」対象は、主に雑草・穀物、髪の毛、家畜の毛など。
3.「乂る」をフランス語にすると「tondre」、イタリア語では「falciare
」になります。
正解は…
正解は「かる」でした!
「乂る」は「刈る」です!
「乂」の音読みは「ガイ」「ゲ」、訓読みは「乂る(かる)」「乂める(おさめる)」「乂れる(すぐれる)」、漢検1級2画の漢字。
たったの2画ですが、なかなかの難読漢字です。
「乂」という漢字は、草を刈り取るさまをあらわし、草刈りのハサミをかたどった象形。
草などを刈る、世の中を治める・国を統治する、懲らしめるといった幅広い意味を持ちますよ。
「乂」を使った熟語
乂安(がいあん):世の中がおさまってやすらかであること
乂清(がいせい):世の中が清く穏やかにおさまっていること
乂寧(がいねい):乂安と同じ意味、安寧ともいう
俊乂(しゅんがい):賢く、際立って優れた人
懲乂(ちょうがい):ひどい目にあって二度としないと思うこと、懲りること
2個目の漢字はこれ!「幵ら」
次の難読漢字は「幵ら」!
「千」が横に並んだ不思議な文字ですが、れっきとした漢字です。
「幵ら」の読み方のヒントは?
1.「幵ら」をひらがなにすると、「〇〇ら」になります。
2.「幵ら」の類義語には「平滑」「扁平」「平坦」などがあります。
3.「まずは土地をならして、幵らな状態にしなければ」のように使います。日常的によく使う言葉ですよ。
4.「幵ら」をドイツ語にすると「flach」、エスペラント語では「flat」になります。
正解は…
正解は「たいら」でした!
普通は「平」「平ら」と書きますね。「平等」と書いても「たいら」と読みますよ。
「幵ら」の音読みは「ケン」「ゲン」、訓読みは「幵ら(たいら)」、漢検1級6画の漢字です。
「幵ら」という漢字の由来は主に二通りありまして、ひとつは竿(さお)を2つ揃えた形、もうひとつは簪(かんざし)が2つ並んだ形です。
どちらも同じ形が揃って並んでいますね!
「幵ら」とは、凹凸が無くてなだらかな様子、なだらかな土地、良いとも悪いとも判断がつきかねる様子です。
ちなみに、凹凸は「おうとつ」と読みますが、凸凹は「デコボコ」と読みます。
どちらも絵文字のようなイメージですが、ビジネス文書では「凹凸・凸凹」を用いるのが正解!
3個目の漢字はこれ!「盧森堡」
「盧森堡」を何と読みますか?
富裕層が暮らす豊かで街並みの美しい小国です。
日本の首相にはぜひお手本にしてほしい…。
「盧森堡」の読み方のヒントは?
1.「盧森堡」をひらがなにすると、7文字になります。
2.「盧森堡」の正式名称は「盧森堡大公国」です。
3.「盧森堡」の公用語はフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語の3種類です。
正解は…
正解は「ルクセンブルク」でした!
ちょっと長いですが「盧森不爾厄」と書いても正解ですよ。
「盧森堡」の「盧」はめしびつ、火入れ、黒い、酒場、イネ科のよしなどの意味があり、「堡」はとりで、つつみ、土手などの意味があります。
「盧森堡」は日本の神奈川県くらいの大きさしかありませんが、国民1人あたりのGDPはなんと日本の2.6倍以上!
日本人にとって馴染みの薄い国ですが、非常に生活水準の高い富裕国なのです。
また、「盧森堡」の料理文化は「フランスの質、ドイツの量」といわれており、細長いパイ包みの「パテ・オ・リースリング」というおいしいお菓子が有名です。
さまざまな金融機関がひしめき、世界的大企業が次々と進出している「盧森堡」には、マイクロソフト社が親会社となっている「スカイプ」の本社もあります!