今回の難読漢字は「費やす」「寡作」「終夜」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「費やす」
「費やす」と書いて、なんと読むか分かりますか?
費用の「費」ですが、(ひやす)ではありません!
小学生の時に習ったはずで、テストにもよく出ていたけれど、大人になると使わないので忘れてしまっているかも。
学生時代は、無駄話に時間を費やすこともあったのではないでしょうか?
さて、「費やす」と書いてなんと読むでしょうか?
「費やす」読み方のヒントは?
金銭・時間・労力を入れることを費やすといいます。
無駄になるか成果が実るのかはわかりませんが、とにかく成し遂げたい!という意気込みを感じられますね。
無駄に時間を費やすのか、全財産費やした事業が成功するのかはわかりません。
あることを成し遂げるために、自分を消費するとでもいいましょうか?
折角、自分を消費するなら成し遂げたいですよね。
「費やす」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇やす」です。
さて、もうわかりましたか?
「費やす」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ついやす」
です!
分からなかった人も、読み方を聞けば納得ではないでしょうか。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「寡作」
「寡作」の読み方をご存じでしょうか?
「ぼさく」と読んでしまうと恥ずかしいですよ。
「寡」という字は「募集(ぼしゅう)」の「募」に似ていますが、よく見ると違いますね。
では何と読むのが正しいのか、あなたにはわかりますか?
「寡作」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 画家や作家などが少ししか作品を作らないことをいいます
- 「トマス・ハリスは寡作の天才作家だ」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「寡作」の読み方!正解は!?
正解は「かさく」です!
意味はヒントでお伝えしたように、芸術家などが少ししか作品を作らないことです。
「寡作」の「寡」という字には「少ない」という意味があります。
たとえば「寡」の一文字だと「やもめ」と読み、夫を亡くした女性を指す言葉。
男性の場合だと「男やもめ」と呼ぶ場合もありますね。
また「寡黙(かもく)」は口数が少ないこと、「寡聞」は見識が乏しいという意味になります。
最後はこの漢字!「終夜」
「終夜」
これ、何と読むかわかりますか?
「え、簡単じゃん!」と思った方、ちょっとお待ちを。
実はその読み方以外にも、読み方があるとしたら……?
さあ、あなたは何と読みましたか?
「終夜」読み方のヒント!
「終夜」は、普通に読むと「しゅうや」。
この読み方も、もちろん正解です!
ただし今回紹介する読み方は、もっと特殊な読み方。
この言葉を知っていると、なんだかちょっとオシャレでインテリな印象です(笑)。
ヒントは5文字!
さて、あなたは何と読みましたか?
「終夜」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「よもすがら」
です!
「終夜」は、
「夜通し」「一晩中」という意味の言葉です!
読み方は「しゅうや」と「よもすがら」の2つがありますが、
どちらも意味は同じです。
では「よもすがら」はどんな場面で使われるのでしょうか。
主に使われるのは、小説や俳句、短歌など。
「夜もすがら」と表記されることが多いですよ。
「終夜」は当て字に近く、かしこまった文章ではあまり使われません。
「よもすがら」の対義語は「ひねもす」「ひもすがら」。
こちらは「終日」と書くので、当て字まで対になっているのが面白いですよね!
普段は使わなくても、知っているとかっこいい「終夜」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!