今日の難読漢字は、
「羈絆」
「瘠せる」
「黌」
の3問です!
難問揃いなので覚悟して挑戦してくださいね!
さっそく行きますよ。
目次
難読漢字第1問「羈絆」
「羈絆」・・・
何やら画数が多くて、読めそうにもない!と思われる方も多いのではないでしょうか。
ただ、「羈」には「馬」の漢字が含まれていること、「羈絆」には「絆(きずな)」という漢字が使われていることは分かりますよね。
読めたらかなりの漢字の達人になれるはず!
何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「羈絆」の読み方のヒントとは・・・?
それではヒントです。
「羈絆」と同じ読み方の「同音異字」の漢字をヒントにします!
- 規範
- 帰阪
- 起版
・・・もう、分かりましたよね?
「羈絆」の読み方の答えは・・・
正解は、「きはん」でした!
「羈絆(きはん)」には、次のような意味があります。
- つなぎとめるもの
- 行動する時にあしでまといになるもの
- きずな
「羈絆(きはん)」の「羈」は、「罒(あみ)」+「革(かわひも)」+「馬」から成る漢字で、馬の面に被せる革ひもを表します。
馬の頭につけて動きを制御する「おもがい」や手綱を指し、自由を拘束するという意味を持ちます。
「羈」「絆」のどちらも、「きずな」という意味を持つのですが、「きずな」とは「人と人とのつながり」という好ましい意味だけでなく、同時に「自由を拘束するもの・足手まといになるもの」という側面もあるのですね。
難読漢字第2問「瘠せる」
「瘠せる」・・・
「やまいだれ」が付いているから、病気に関係ある言葉かも?と思う人も多いかもしれません。
確かに、「病(やまい)」や「疾病(しっぺい)」の「疾」、「癌(がん)」や「痙攣(けいれん)」の「痙」など、やまいだれの付く漢字は病気や体の症状に関係する漢字が多いですよね。
だったら「瘠せる」は何と読むんでしょうか?
「ふせる」?
「むせる」?
さっそく見ていきましょう!
「瘠せる」の読み方のヒントとは・・・?
それではヒントです。
「瘠せる」には、同じ意味・同じ読み方だけど異なる漢字があるんです。
それをヒントにします!
ずばり、「痩せる」です。
これなら読める人も多いですよね・・・?
「瘠せる」の読み方の答えは・・・
正解は、「やせる」でした!
「痩せる」と同じ読み方ですが、「瘠せる」の方は「病によって背が細る」ことを意味しています。
健康的に痩せるのではないイメージですね。
音読みでは「瘠(せき)」と読み、次のような熟語で使われます。
- 瘠躯(せきく)・・・やせほそった体
- 瘠土(せきど)・・・やせてまずしい土地
また、「瘠」の対義語は「肥」で、「肥瘠(ひせき)」は「太っていたり痩せていたりといった体格の事」という意味です。
難読漢字第3問「黌」
「黌」・・・
何と書いてあるのか分からないほどの画数が多い漢字に、びっくりしている人も多いのではないでしょうか?
25画ある「黌」は、現在は使われることのない旧漢字です。
「黌」は、漢字検定1級で出題される難読漢字の中の難読漢字!
これさえ読めたら、漢字マスターです。
何と読むのかさっそく見ていきましょう!
「黌」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「黌」は、皆さんが勉強をしに通う所を指す漢字です。
ランドセルを担いで通った「小学校」と、制服に身を包んで部活にも励む「中学校」は、義務教育なので誰しもが通ったはずですよね。
その他にも高等学校や大学、専門学校や短大などなど・・・
このような「学校」を特に「〇〇〇や」と呼びますよね?
さあ、考えてみてください!
「黌」の読み方の答えは・・・
正解は、「まなびや」でした!
「黌」は、「学校」という意味を持つ旧漢字で、「まなびや」と読みます。
実は現在もこの漢字を校名に浸かっている学校があるんですよ。
それが熊本県立済々黌高等学校(くまもとけんりつ せいせいこうこうとうがっこう)です!
画数が多すぎて、甲子園に出場した際には球場のビジョンに表示できず「済々こう」と表示されたんですって!