今日の難読漢字は、
「捌々」
「孚々」
「殆無」
の3問です。
どの漢字も難易度MAXですが、さっそくチャレンジしましょう。
目次
難読漢字第1問「捌々」
「捌々」という漢字、「別々」と似ていますが、「手へん」が付いているので違う漢字ですよね・・・
「手へん」に「別」と書く漢字、見慣れない人が多いかもしれません。
それもそのはず!
漢字検定の準1級で出題される漢字なんです。
読めたらすごい!
何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「捌々」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「捌」という漢字には、次のような意味があります。
- さばく
- 物事をうまく処理する
- 品物を売りつくす
そして「捌々」は、次の意味があります。
- 上手に処理したり、活発に動く様子
さらに!「捌」はある数字の大字なんです。
大字とは単純な画数の漢字を商取引などで扱う際に代用して詐欺などを防ぐための漢字です。
例えば「一(いち)」は「壱」、「二(に)」は「弐」が大字です。
それでは「捌」は何の数字の大字でしょうか?
考えてみてください。
「捌々」の読み方の答えは・・・
正解は、「はちはち」でした!
「捌」は数字の「八(はち)」の大字です。
そして、「捌々」となると前述の通り、上手に処理する・活発に動く様子を表す言葉になるのです。
「捌(はち)」以外の大字も調べてみたくなりますね。
難読漢字第2問「孚々」
「孚」という漢字をよく見て見てください。
「爪」と「子」からできている漢字なんです。
ただ、読み方は知らない人が多いのではないでしょうか?
さらに「孚々」となると見当もつかない・・・
何と読むのか?
どういう意味なのか?
さっそく見ていきましょう。
「孚々」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「孚」は、「爪」と「子」から成る漢字ですよね。
赤ちゃんや幼い子供を、大切に手で覆って守りながら育てる様子を表す漢字なんです。
そして「孚」の読み方は、ひらがなで1文字。
つまり「孚々」は、同じひらがな1文字を続けて「〇〇」という読み方になります。
ひらがな50音を当てはめていったら分かるかも・・・?
考えてみましょう!
「孚々」の読み方の答えは・・・
正解は、「ふふ」でした!
「孚」には、次のような意味があります。
- はぐくむ
- 卵を羽で抱いて温めて育てる
- 外皮で包まれた卵や種のこと
- まこと
- 心の中に大切に抱きしめている気持ち
- 情けの深いさま
とてもいい意味がある漢字なんですね。
そして「孚々(ふふ)」にも、「信頼や親しみ」を表す意味があります。
何だか「ふふ」という響きもとっても素敵に聞こえますね。
難読漢字第3問「殆無」
「殆無」って、日常生活には使うことのない言葉ではないでしょうか。
読み方も分からない人が多いかもしれません。
見かけることはほとんどない漢字のはずです。
何と読むのか気になりますよね。
さっそく見ていきましょう!
「殆無」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「殆無」の「無」の読み方は分かりますよね。
そうです、「無(な)い」を意味する「無(む)」です!
そして「殆無」の読み方は、「〇〇む」の3文字になります。
「殆」は、何と読むのでしょうか?
さあ、考えてみてください。
「殆無」の読み方の答えは・・・
正解は、「たいむ」でした!
「殆無(たいむ)」の
「殆」は「ほとんど」、「無」は「ない」という意味の漢字です。
つまり「殆無(たいむ)」は、「ほとんどない」「ほとんど存在しない」という意味の言葉になるのです。
ただこの「殆無(たいむ)」は、この2文字だけで使われることはない漢字です。
「殆無虚日(たいむきょじつ)」のように、下に別の言葉が付きます。
「殆無虚日(たいむきょじつ)」とは、何も生産的なことがなく、無為に過ごすことの多い日や、成果が得られない日を表す言葉です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!