今回のお題は「遮る」「黹」「白膠木」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「遮る」
「遮る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
遮断機の「遮」ですが、もちろん(しゃる)ではありません。
邪魔をされると腹が立ちますが、ムカつくと邪魔をしてしまうアレの事です。
感情だけではなく、真夏の暑さを「遮る」すだれやよしずなんかにも使いますね。
色々な使われ方をしますが、さて、「遮る」と書いてなんと読むでしょうか?
「遮る」読み方のヒントは?
「遮る」は、誰かが勝手に行動しないように、進行や行動を邪魔して辞めさせることです。
発言を遮ったり、行動を遮ったり。
誰かにイチイチ遮られたら腹が立ちますが、ムカつく時には誰かの行動を遮ります。
他にも、広いフロアについたてを置いて遮るなんて使い方もできます。
真夏の日差しが部屋に入り込まないように、よしずやすだれ、グリーンカーテンなんかで遮る事もありますね。
「遮る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇る」です。
さて、もうわかりましたか?
「遮る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「さえぎる」
です!
遮るものがあれば、取り除きたいと思うのが人間の本能でしょう。
くれぐれも人の行動を遮る時には注意しましょう。
2問目はこの漢字!「黹」
「黹」を何と読みますか?
あなたが身に着けているものかも…
早速ヒントを見てみましょう!
「黹」の読み方のヒントは?
1.「黹」をひらがなにすると4文字になります。
2.クロスステッチ、ドロンワーク、ヘリンボーンステッチなどが有名です。
3.和服には、黹御召、黹家紋、黹縮緬などがあります。
4.「夜なべをして美しい黹を仕上げました」のように使います。
正解は…
正解は「ぬいとり」でした!
針で縫うこと、模様を刺繍することです。
現代は「縫い取り」と書くことが多いですね。
「黹」は、手のかかる仕事を意味する「業」の略体と、布地をあらわす「敝」の略体を組み合わせた会意文字。
音読みは「チ」、針仕事を「鍼黹(シンチ)」といいます。
訓読みは「ぬいとり」「黹う(ぬう)」、漢検1級、12画数の漢字です。
「黹」の意味
「縫い取り」と「刺繍」の違いはご存知でしょうか?生地を裏返すと、下記の違いが明白ですよ!
「縫い取り」は、生地を織る段階から横糸で模様を織り込むため、表と裏の糸が異なる形に仕上がります。
一方、「刺繍」は出来上がった生地の上に模様を縫い込むため、表と裏の糸が同じような形に仕上がります。
「黹」は一般的に、「縫い取り」と「刺繍」の両方を指す言葉です。
最後はこの漢字!「白膠木」
「白膠木」は、「木」が付くことからもわかるように、ある樹木の名前です。
ただし、読み方はとっても変わっています!
一発で読めた人は、正真正銘の漢字マスターです。
読めなかった人は・・・何と読むのか見ていきましょう!
「白膠木」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
変わった読み方をする「白膠木」ですが、この木は古来より人間の暮らしに溶け込んでいた馴染みのある木なんです。
この木を折ると、白い膠(にかわ)の液が出てきます。
この液を漆のような塗料に使っていました。
また、葉に多くのアブラムシが寄生してできるコブ状の「虫こぶ」も、歯痛の薬や黒色塗料の原料、染め物などに使われてきました。
何と「お歯黒」の黒色も、この「白膠木」からできる塗料を歯に塗っていたんですよ。
このようにさまざまな塗料などに使われていた「白膠木」。
塗料を塗る際には手を使っていたことから「白膠木」は「ぬ〇で」と読むようになったのです。
手で塗るから・・・
もう、分かりましたよね?
「白膠木」の読み方の答えは・・・
正解は、「ぬるで」でした!
「白膠木(ぬるで)」はウルシ科ヌルデ属の落葉小高木です。
山野に自生して、夏には黄白色の花をつけ、紅葉もきれいな木なんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!