今回は「拇」「悪辣」「木石漢」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「拇」
「拇」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(ぼ)以外にも読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?
「拇」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 体のある部分の名前です。この部分は漢字2文字で表すことが一般的ですが、 この漢字1文字でもその意味になります。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「拇」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「お」です。 手偏の漢字であることから、手に関する言葉となります。 またこの漢字を使った言葉で一番身近なのは、やはり「拇印」でしょうか。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「拇」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おやゆび」
です!
親指とも書きますが、印鑑の代わりに拇印で使う指ですね。 おやゆびは「お父さん指」とも言われますが、漢字では手の「母」なのが不思議ですね。 これは医学用語では母指(ぼし)と呼ばれており、この母はお母さんというよりは、 すべての基本や大元といった意味で使われています。 数学でいうと母数とか分母とかにあたりますね。 医学用語で他の指は、人差し指から順に示指(じし)、中指(ちゅうし)、環指(かんし)、小指(しょうし) というそうです。 薬指の環指は、指輪をするからこの名前になったかと思うと、医学用語も意外とロマンチックですね。
2問目はこの漢字!「悪辣」
「悪辣」
これ、何と読むかわかりますか?
見るからにネガティブな印象のこの漢字。
見慣れない漢字も入っていますが、意外に簡単かも?
さあ、あなたは何と読みましたか?
「悪辣」読み方のヒント!
「悪辣」は、「辣」が見慣れない漢字ですよね。
この漢字が使われている言葉で有名なのが「酸辣湯」!
中華料理店などで見かけたことがあるのでは?
この場合は「サンラータン」と読むのですが、
「悪辣」の場合でも近い読み方をします。
さて、あなたは何と読みましたか?
「悪辣」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「あくらつ」
です!
「悪辣」は、
「たちが悪い仕方・性質、またはそのような性格のこと」という意味の言葉です!
たちが悪い、といってもさまざまな「たちの悪さ」がありますよね。
「悪辣」の場合は、
「自分の目的を果たすためなら、手段を選ばず酷いこともする」
という意味合いを含みます。
「自分の出世のために同僚を貶めた悪辣な社員」
というニュアンスです。
字面からもわかるように、かなりストレートな否定や悪口の言葉です。
普段使うことは少ないと思いますが、使う際にも注意が必要。
間違った読み方も使い方もしないように覚えておくといいですよ!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後はこの漢字!「木石漢」
「木石漢」の読み方をご存じでしょうか?
単純に読むと「きいしかん」ですが、もちろん間違いです。
3文字とも小学校で習う基本的な漢字ですが、熟語になると読みにくいですね。
しかし少し考えたら読めそうな気もしますが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「木石漢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 「漢」はそのまま「かん」と読んでOKです
- 情を介さない男性のことをいいます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「木石漢」の読み方!正解は!?
正解は「ぼくせきかん」です!
「木石漢(ぼくせきかん)」の「木石(ぼくせき)」には「木や石」「木や石のように情を解さない」という2つの意味があります。
さらに「漢(かん)」は男性を意味する言葉です。
よって「木石漢」とは「木や石のように人情や風流などを解さない男」「男女の情を解さない男」という意味になります。
また「木石腸(ぼくせきちょう)」も人情を解さない者と言う意味の言葉です。