今日の難読漢字は、
「藻掻く」
「蹂躪」
「濫觴」
の3問です!
1問でも正解出来たらすごいレベルの難問ぞろいですよ!
目次
難読漢字第1問「藻掻く」
「藻掻く」って何と読むのか分かりますか?
「あがく」?
「ひっかく」?
何だか惜しいけれど違います!
何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「藻掻く」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「藻掻く」の「藻」を何と読むかで「藻掻く」の読み方も分かりそうですね。
「藻」は、「も・そう」という読み方がある漢字です。
水中に生えている草の総称を指す漢字です。
そして「藻掻く」の読み方は、ひらがなで「〇がく」の3文字です。
もう、分かりましたよね?
「藻掻く」の読み方の答えは・・・
正解は、「もがく」でした!
「藻掻く(もがく)」とは、次のような意味で使われます。
- もだえ苦しみながら手足を動かす
- いらだつ・焦る
- 無我夢中・一生懸命
水の中の藻に足を取られながらも無我夢中で手足を動かし進もうとする様子が、漢字から想像できますよね。
また、実際に手足を動かすのではなく、一生懸命・無我夢中で取り組む様子も表す言葉です。
ちなみに「藻掻く(もがく)」と漢字が似た言葉に、「足掻く(あがく)」がありますが、両者の違いは分かりますか?
似たニュアンスで使われる言葉ですが、苦しい状況下で必死に抵抗するのが「藻掻く(もがく)」、何とか工夫したり行動したりするのが「足掻く(あがく)」です。
難読漢字第2問「蹂躪」
「蹂躙」という言葉は新聞の記事に使われることもありますが、その際には漢字そのままではなくひらがなで表記されるのが一般的です。
それはずばり・・・読み方が難しいから!
というのは冗談で、常用漢字ではないことが理由ですが、あまりに画数が多くて読み方も難しいのも理由の1つにあるのではないでしょうか・・・
そこで今回は、「蹂躙」の読み方を探っていきましょう。
「蹂躙」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「蹂躙」は新聞で使われる時があるとお話ししましたが、それほど日常的に使われる言葉ではありません。
災害や戦争、政治家の発言などを批判する内容の記事で比較的見られる言葉です。
「蹂躙」を動作で示すとしたら、地面にポイ捨てした煙草を足で踏みつけてグリグリして火を消す動作を想像してみてください!
読み方はひらがなで「じゅう〇〇」の5文字です。
さあ、分かりましたか?
「蹂躙」の読み方の答えは・・・
正解は、「じゅうりん」でした!
「蹂躙(じゅうりん)」とは、次の意味を持つ漢字です。
- 権力をもつものが権力を盾に弱いものの権利を踏みにじること
- 名誉や地位、人権を傷つけること
- 国土や経済、経済や文化を破壊しまくる
難読漢字第3問「濫觴」
故事成語はご存知ですよね?
中国の古い話などに基づき作られたことわざや慣用句が「故事成語」です。
「蛇足」や「杞憂」、「四面楚歌」などがその代表例です。
ただ、「濫觴」はあまりメジャーではない故事成語・・・
何と読むのか、分からない人も多いのではないでしょうか。
会話の中で使えたらとってもかっこいいですよ!
何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「濫觴」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「濫觴」の「濫」は、「氾濫(はんらん)」の「濫(らん)」ですよね。
なので、「濫觴」の読み方はひらがなで「らん〇〇〇」の5文字です。
考えてみてください!
「濫觴」の読み方の答えは・・・
正解は、「らんしょう」でした!
「濫」は「あふれること」、「觴」は「さかずき」を意味する漢字です。
雄大な揚子江も源まで辿って行けばさかずきにあふれる程度の小さな流れだという意味を持ち、「物事の起源」を表す時に使います。
例えば、「この本はミステリー小説の濫觴と言われる本だ」「西洋哲学の濫觴と言われる地はギリシアだ」などという使い方をします。
会話や文章の中でも使ってみてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!