今回の難読漢字は「雲脂」「胞衣」「雩」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「雲脂」
「雲脂」の読み方をご存じでしょうか?
パッと見た雰囲気で「うに」なんて読むとかなり恥ずかしいですよ。
うには「雲丹」と書きますからね。
ちなみに「うんし」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
それでは「雲脂」の正しい読み方、あなたにはわかりますか?
「雲脂」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
- 頭皮の角質が剥がれ落ちたものです
- 「雲脂を防ぐシャンプー」が人気になったことも
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「雲脂」の読み方!正解は!?
正解は「フケ」です!
「雲脂」と書くと、雲の種類や天候に関係がある言葉かと思ってしまいますね。
ちなみに「頭垢」と書いても「フケ」と読むことができるので、こちらの方が読み方をイメージしやすいかも知れません。
肩の上にパラパラとフケが落ちていたら、どんな美人やイケメンも台無し。
髪は清潔に保ちたいものです。
とはいえ、シャンプーのし過ぎもフケの原因になるそうなので、髪の手入れは難しいですね。
2問目はこの漢字!「胞衣」
「胞衣」の読み方をご存じでしょうか?
「ほうい」または「ほうえ」と読むこともできますが、もう1つ読み方があります。
一般にはもう1つの読み方がよく使われますよ。
さて、何と読むのか…あなたにはわかりますか?
「胞衣」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 胎児を包んでいる膜や胎盤などのこと
- お宮参りの時に産着の上から着せる服を胞衣着といいます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「胞衣」の読み方!正解は!?
正解は「えな」です!
「胞衣(えな)」とは、胎児を包んでいる膜や臍帯(へその緒)を含む胎盤のことをいいます。
胎盤は、お母さんのお腹の中で280日間を過ごす赤ちゃんに酸素や栄養を送る、大切な器官です。
古くは胎盤には不思議な力があると信じられ、奈良時代には胎盤と一緒に願いを書いた紙を瓶に入れて戸口の下に埋める風習があったとのこと。
また、へその緒は大切に保管され、病気を患った時に煎じて飲むと回復すると考えられていました。
また、現代においても胎盤のエキスは医薬品に使われているそうですよ。
最後はこの漢字!「雩」
「雩」って何て読むかわかりますか?
(ごう)ではありません。
雨が降ってほしいときにすることです。
さて、何と読むのでしょうか?
「雩」の読み方のヒントは?
- 平仮名4文字です。”〇〇〇〇”
- 踊ったり、お祈りしたりすることもあります。
- 神様に「雨が降りますように」とお願いすることです。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「雩」の読み方、正解は……
正解は……
「あまごい」
です。
「あまひき」
でも正解です。
日本では、昔から「雩」(あまごい)をするときは、神社に黒い馬を奉納していました。
ちなみに、晴れの日を願う場合は、白馬を捧げていたようです。
現在でも、絵馬に願いごとを書いて奉納する風習があります。
これは、馬を捧げる慣習が徐々に変化したものです。
また、身近な「雩」(あまごい)として、「てるてる坊主」を逆さまにした「ふれふれ坊主」があります。
「てるてる坊主」の生地は、ティッシュのような白いものです。
しかし「ふれふれ坊主」は黒い生地で作り、逆さまにして吊るし雨を願います。
これも、雨を願う場合は黒い馬を、晴れの日を祈願するときは白い馬を奉納していたことに由来しているようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。