今回の難読漢字は「露呈」「燔く」「老海鼠」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「露呈」
「露呈」と書いて、なんと読むか分かりますか?
漢字で書くとピンと来ないかもしれませんが、絶対に聞いたことのある言葉です。
隠しておきたかった事なのに・・・表に出てしまった時に使われます。
さて「露呈」と書いてなんと読むでしょうか?
「露呈」読み方のヒントは?
「露呈」とは、隠れていた事柄が表面に現れ出ることです。
これまでの矛盾が表に出てしてしまえば、「矛盾が露呈する」といいます。
会社の汚職が露呈してしまえば、暫くは風当たりも強いでしょう。
また、自分でさらけ出してしまうことも「露呈」です。
隠していた本音を露呈することで、楽に生きられるなら自分をさらけ出した方がいいでしょう。
小食に見せたくて我慢しているよりは、好きなだけ食べた方が笑顔になれますよね。
同じような言葉に「露見」がありますが、こちらは悪事や陰謀などがばれるといったニュアンスで使います。
「露呈」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「露呈」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ろてい」
です!
「露見」は(ろけん)です。
隠し事がひとつもないと言う人は、あまり居ないのではないでしょうか?
露呈しないように気を付けましょう。
2問目はこの漢字!「燔く」
「燔く」って何て読むかわかりますか?
(ばんく)ではありません。
火を使った調理方法を表しています。
さて、何と読むのでしょうか?
「燔く」の読み方のヒントは?
- 平仮名で書くと”〇く”です。
- 英語では「burn」と表現します。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「燔く」の読み方、正解は……
正解は……
「やく」
です。
「焼く」(やく)と同じような意味ですが、少しだけ違います。
「燔く」(やく)は特に火の粉を散らしてやく様子を表しています。
「燔書」は「書物に火をつけて焼いてしまうこと」を表した熟語です。
パチパチと音を立てて本が燃えていく様子が目に浮かんできます。
実は(やく)という表現には、さまざまな漢字が当てられてきました。
ここで、いくつか紹介します。
「焦く」(やく)はちりちりと黒くなるときに使う漢字です。
また「焚く」(やく)は、煙を伴う場合に使います。
(たく)とも読みます。
他にも「灼く」(やく)は、物質の変化や変質が激しくなることを表現しています。
一口に(やく)といっても、さまざまなやきかたがあるようです。
やき方に関する漢字がこんなに様々あるなんて驚きですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「老海鼠」
「老海鼠」を何と読みますか?
これが読めたらすごい!
早速ヒントを見てみましょう。
「老海鼠」の読み方のヒントは?
1.「老海鼠」をひらがなにすると、2文字になります。
2.「老海鼠」はお刺身、ボイル、カルパッチョ、唐揚げにしてもおいしいです。
3.「老海鼠」の別名は「海のパイナップル」!
正解は…
正解は「ホヤ」でした!
「ホヤ」は俗称としてホヤ貝と呼ばれますが、生物学的には貝ではありません。
かと言って魚でもなく、脊索動物に分類されます。
日本で食用とされるのは主に「真老海鼠」と「赤老海鼠」。特に「真老海鼠」は身が肉厚で甘味があり、「老海鼠」の王様といわれています。
「老海鼠」の他には、海鞘、富也、保夜などの漢字表記がありますよ。
「老海鼠」を「ホヤ」と呼ぶ由来は、ランプシェードにあたる火屋(ほや)に形が似ているからです。
「老海鼠」は自分の脳を捨てる?!
「老海鼠」の幼生期はオタマジャクシのような姿で、居場所を探し続けながら成長します。
居場所を決めた「老海鼠」は、その場所に固着して、尾・筋肉・脳などの不要な器官を捨てて別の姿に変態していくのです。
居場所を決めたらもう動かずに生きるので、脳は不要になるのだそう。
潔いですね…。