今回は「成吉思汗」「瑙魯」「蛔」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「成吉思汗」
「成吉思汗」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(せいきちしかん)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「成吉思汗」読み方のヒントは?
ヒントは全体で6文字、「〇〇〇〇〇〇」となります。
ある料理の名前で、日本では北海道を思い起こす方が多いでしょう。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「成吉思汗」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「ジ」です。
ずばり、とある動物の焼肉料理です。
とある、というのは、一般的に食べられている牛や豚や鶏ではない、 それらよりも少し珍しいお肉です。
といってもスーパーなどで売っていることを見かけるのは、それほど珍しくありません。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「成吉思汗」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ジンギスカン」
です!
ジンギスカンは羊肉(ラムやマトン)を使った焼肉料理で、 北海道の郷土料理というイメージが強いですね。
中央部が山のように大きく盛り上がったジンギスカン鍋を使うのが特徴的で、 羊肉から出たあぶらと野菜が混ざりあって、 他の肉では味わえない独特の風味もまた人気の秘密でしょう。
なぜこのような名前になったかは諸説あるようで、 モンゴルの英雄チンギス・ハーンになぞらえたとか、 実はモンゴルにこういう料理はなく日本生まれの料理であるとか、 なかなか謎の深い料理のようですね。
2問目はこの漢字!「瑙魯」
「瑙魯」を何と読みますか?
実はひそかに人気があるんです!
最初の漢字は瑪瑙(メノウ)の「ノウ」ですが…
「瑙魯」の読み方のヒントは?
1.「瑙魯」をひらがなにすると3文字になります。
2.SNSで定期的にバズってます!
3.「瑙魯」は世界で3番目に小さい国です。
正解は…
正解は「ナウル」でした!
正式名称はナウル共和国、太平洋南西部のナウル島を領土としています。
総人口は1万人前後。バチカン、モナコに次いで世界3番目に小さな国です。
どれくらい小さいかというと、「瑙魯」の国土面積は21平方キロメートル、日本の国土は37万7922平方キロメートルです。
「瑙魯」の伝統的な産業は漁業とヤシ、タコノキの栽培でしたが、1907年以降はリン鉱石の採掘で「世界で最も裕福な国」になりました。
しかし、1990年以降はリン鉱石が枯渇して、一時は経済破綻状態に陥りました。
現在は、2次採掘の開始によって多少持ち直しているようです。
SNSの申し子「瑙魯」
2020年10月1日、「瑙魯」の政府観光局によって日本語のTwitter公式アカウントが開設されました。
「中の人」によるユニークな呟きが話題となり、1週間でフォロワー2万人を突破!2024年3月のフォロワーは44.6万人、すごいですね。
最後はこの漢字!「蛔」
「蛔」を何と読みますか?
徊(かい)と読んでしまいそうになりますが…
早速ヒントを見てみましょう!
「蛔」の読み方のヒントは?
1.「蛔」をひらがなにすると、5文字になります。
2.「蛔」が鳴ると悲しくなるかもしれません。
3.「蛔」がおさまらない!という使い方もあります。
正解は…
正解は「はらのむし」でした!
一般的には「腹の虫」と書きますね。
回虫(かいちゅう)と呼ばれる寄生虫、または感情や様子をあらわす際にも用いられます。
空腹な様子:ご馳走を見ていたら「蛔」が鳴りました。
怒り、腹立たしさ:いまだに「蛔」がおさまらない!
腹痛、陣痛が起きた:「蛔」が齧る(かじる/かぶる)。
「蛔」の音読みは「カイ」「エ」、訓読みは「はらのむし」、漢検1級12画の漢字です。
「蛔」以外にも虫がいる
「虫の居所が悪い」という言葉がある通り、昔の日本では、さまざまな虫が人間の病気を引き起こすと考えられていました。
九州国立博物館所蔵の「針聞書(はりさきがき)」という医学書には、想像上の虫たちが63体も描かれています。
どれも可愛らしいので興味があったら検索してみてください。
例
腰抜けの虫:ぎっくり腰の虫。
悩みの虫:些細なことで落ち込ませる虫。
脾臓(ひぞう)の虫:肝臓や筋肉に悪さする虫。