漢字読み講座

【今日の難読漢字】「放屁虫」「玉響」「砧」「赴く」「葫」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「放屁虫」

「玉響」

「砧」

「赴く」

「葫」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「放屁虫」です!

「放屁虫」の読み方をご存じでしょうか?

素直に読むと「ほうへむし」になりますが、それは間違いです。

おそらくあなたも見たことがあると思いますよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「放屁虫」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
  2. さわると悪臭を放つ虫のこと
  3. ゴミムシ、オサムシ、カメムシなど

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「放屁虫」の読み方!正解は!?

正解は「へひりむし」です!

地域によっては「へっぴりむし」とも呼びます。

へひりむしとはヒントでも紹介したように、さわると悪臭を放つ虫のことです。

カメムシが洗濯物にくっついて、悪臭で困った経験を持つ方は多いかもしれませんね。

臭いが強くて嫌われものの虫ですが、実は初秋の季語だったりもします。

ちなみに「屁」という漢字は「へ」と読みますが、「放屁」は「ほうひ」と読みます。

「ほうへ」とは読まないため、注意しましょう。

2つ目の漢字は「玉響」です!

「玉響

これ、何と読むかわかりますか?

 

音楽用語?何かの宝石?なんて考えてしまったら、

もうそれは不正解!

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「玉響」読み方のヒント!

 

「玉響」は、言葉の響きとしては聞いたことがあるはず。

元は古語に使われている言葉ですが、川端康成の短編小説のタイトルにもなっています。

 

読み方のヒントは、「玉」はそのままの読みでOK。

「響」のほうが曲者で、2文字の読みなのですが……

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「玉響」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「たまゆら

です!

 

「玉響」は、

「ほんのしばらくの間」「一瞬」「かすか」などの意味の古語です!

 

方丈記にも「たまゆらも心を休むべき」という言葉が出てくるほど、

古くから使われている言葉なんですよ。

 

語源は、勾玉が触れ合ってたてるかすかな音のことを「玉響」と言ったそうで、

音が一瞬しかならない様子が転じて「ほんの一瞬」という意味になったのだとか。

 

ちなみに川端康成の『たまゆら』は短編のほかに、

NHK朝の連続テレビ小説の5作目として、

川端康成が初めてテレビ用に書き下ろした脚本としても知られています。

 

単なる古語かと思いきや、実は文学史にも残す言葉の「玉響」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

3つ目の漢字は「砧」です!

「砧」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(せん)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「砧」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。

とある道具の名前であり、とある地域の地名でもあります。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「砧」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「き」です。

道具としては今は見ることはほとんどなく、完全に廃れてしまっています。

地名としては東京都世田谷区内にある地域です。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「砧」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「きぬた」

です!

道具としての砧は、洗濯した生乾きの布を、棒などで叩いて皺をのばすための道具です。

今はアイロンなど別のもっと便利な道具があるために、使われることはほぼなくなりました。

昔は夜にこの作業をすることが多かったそうで、その様子は多くの和歌に詠まれたり、浮世絵の題材とされました。

百人一首にある「み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり」も砧を詠んだ和歌です。

地名としての砧は、最寄りが小田急電鉄の祖師ヶ谷大蔵駅となります。

かつて円谷プロダクションがあったことから、ウルトラマン商店街があったりします。

4つ目の漢字は「赴く」です!

赴く」と書いて、なんと読むか分かりますか?

「趣く」と書いても正解です!

ますます意味が分からなくなった人も多少居るかもしれません。

しかし、よく聞く言葉だと思いますよ。

さて、「赴く」と書いてなんと読むでしょうか?

「赴く」読み方のヒントは?

「赴く」は、

  • ある場所に向かっていく
  • ある方向に向かう

という意味です。

現場に赴く」というのは、現場に自分から足を運ぶということ。

病気が回復に赴く」というのは、回復に向かいだしたということ。

気持ちだと「好奇心の赴くままひたすらに映画を見る」なんてのもそうです。

心の赴くままに行動」することができれば、その時は幸せなのかも。

しかしある程度の秩序も必要だと思いますよ!

最後の従う、同意するという意味は、目上の人に従うという意味で「赴く」とも使います。

「赴く」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇く」です。

さて、もうわかりましたか?

「赴く」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「おもむく」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「葫」です!

「葫」って何て読むかわかりますか?

音読みは(こ)や(ご)と読みます。

ここでは、訓読みを答えてください。

 

ラーメンなどに入っているアレです。

特に九州地方のラーメンにはたっぷり使われています。

独特の香りを嗅ぐと、食欲がいてわいてきます。

 

さて、何と読むのでしょうか?

 

「葫」の読み方のヒントは?

  1. 平仮名で4文字です。”〇〇〇〇”
  2. 6月~8月にかけて夏が旬の食材です。
  3. 香りが強く、中には苦手な人もいるかもしれません。
  4. 栄養価が高いと言われています。

 

さあ、何と読むか分かりましたか?

 

「葫」の読み方、正解は……

正解は……

 

「にんにく」

 

です。

 

「大蒜」「忍辱」とも書きます。

 

「葫」(にんにく)を食べるとさまざまな効果があります。

 

  • 疲労回復
  • 冷え性の改善
  • 動脈硬化の予防
  • 免疫力の向上

 

実にたくさんの恩恵を受けることができますね!

 

おいしい「葫」(にんにく)を選ぶコツを教えます。

色が白く、全体的にふっくらと丸みを帯びているもの、実がずっしりと重いものを選ぶと良いでしょう。

 

このような「葫」(にんにく)は水分を含んだ新鮮なおいしいものである可能性が高いです。

栄養満点の食材ですので、ぜひ食べてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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flower
とにかく本が好きです!