「曾参歌声」を何と読みますか?
座右の銘にしたいほどいい言葉ですよ。
早速ヒントを見てみましょう!
「曾参歌声」の読み方のヒントは?
1.「曾参歌声」をひらがなにすると、8文字になります。
2.「曾参」は、孔子の弟子だった人の名前です
3.「彼は私利私欲に走らない曾参歌声な人物だ」のように使います。
正解は…
正解は「そうしんのかせい」でした!
「曾参歌声」とは、貧しくても欲に囚われず高潔に生きることを意味します。
故事によれば、孔子の弟子だった曾参はとても貧しく、いつもみすぼらしい着物を身につけていました。
しかし、彼が『詩経(中国最古の詩集)』の商頌の詩を歌うと、その「歌声」は金石の楽器を奏でるような見事な調べで、世界に響き渡ったといいます。
「曾参歌声」の「曾」は「かつて、以前、これまで」などの意味を持つ漢字です。
「曾」の音読みは「ソウ・ゾ・ソ・ゾウ」、訓読みは「曾なる(かさなる)」「曾て(かつて)」「曾ち(すなわち)」「曾す(ます)」、漢検1級/準1級、12画の漢字です。
最後に、曾参さんを題材にした四文字熟語がもうひとつあるので紹介しましょう。
曾参殺人:嘘でも何度も聞かされると信じてしまうこと。
曾参が人を殺した(実は殺していない)と何度も繰り返し聞かされた母親が、ついには信じてしまったという故事に由来する言葉です。