漢字読み講座

【難読漢字】「荻」の読み方は?「萩」とは違う漢字ですよ!

「荻」の読み方をご存じですか?

「荻」という漢字は苗字で見かけることがありますが、「萩」と同じ漢字だと思っている方も多いのではないでしょうか。よく見るとくさかんむりの左下が「犭」「禾」で異なっており、まったく違う漢字なのです。

いったい何と読むのでしょうか?

「荻」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○ぎ」の2文字
  2. 訓読みです
  3. 「すすき」に似ている草です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「荻」の読み方、正解は・・・


正解は

「おぎ」

です!

「荻」はイネ科の多年草で、ヒントにある通り「すすき」に似ている草です。

一方文字が似ている「萩(はぎ)」はマメ科の落葉低木で、秋の七草のひとつでもあります。

同じように植物をあらわす言葉だというのも、紛らわしい理由かもしれませんね。

「荻」と「萩」苗字の場合

「荻」「萩」が使われた苗字を見たことがある方は多いのではないでしょうか。その中でよく見かけると思われる「荻原」「萩原」「荻野」「萩野」という苗字の方がどれくらいいらっしゃるのか調べてみました。

荻原 およそ38,100人
萩原 およそ116,000人
荻野 およそ55,600人
萩野 およそ12,200人

「荻原」「萩原」では「萩原」が多く、「萩野」「萩野」では「荻野」が多いようですが、全体的には「萩」の方が多く使われているようです。

また、「萩」は苗字の他、地名や商品名など、「荻」に比べて目にすることが多い漢字です。

どうしても有名な「萩」と間違えがちになってしまいますが、まったく違う漢字ですので、「荻」の読み方も覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。