今回は「匍匐」「金銀蓮花」「鶯梭」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「匍匐」
「匍匐」と書いて、なんと読むか分かりますか?
葡萄(ぶどう)の漢字に似ていますが、全く違います。
耳では聞いたことのある言葉で、読み方を聞けばなんのことかすぐにわかりますが、実際にやったことのあるという人は少ないかもしれません。
まあまあしんどい動きの事です!
さて、「匍匐」と書いてなんと読むでしょうか?
「匍匐」読み方のヒントは?
「匍匐」とは、腹ばいになること、はうこと、伏せた状態で移動することです。
「匍匐前進」とかいいますよね。
実際やってみると、かなりの苦痛が伴います。
自衛隊の人たちは軽々とやっているように見えるのですが、あれも訓練の賜物でしょう。
敵に見つからないように、できるだけ高さを出さずに進む方法です。
「匍匐」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「匍匐」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ほふく」
です!
鍛えれば、早いスピードで匍匐前進できるようになるようです。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
2問目はこの漢字!「金銀蓮花」
今回の難読漢字クイズは「金銀蓮花」!
「きんぎんれんか」でも正解ですが、それ以外の読み方を知っていますか?
では、早速ヒントを見てみましょう。
「金銀蓮花」の読み方のヒントは?
1.「金銀蓮花」をひらがなにすると4文字になります。
2.池や沼に自生する水生植物です。
3.「金銀蓮花」の花言葉は、純情・心の純潔・信頼です。
正解は…
正解は「ががぶた」でした!
「鏡蓋」と書いても正解です。
池や沼の水上に睡蓮のような葉っぱを広げて、夏になると小さな白い花を咲かせます。
「金銀蓮花」の花の特徴は、真ん中が鮮やかな黄色で、白い花びらが5つ。
そして花びらに毛がはえていること!
もじゃもじゃした不思議な花ですが、実は丈夫で育てやすい植物として知られています。
たった1枚の葉を水に浮かべるだけで、殖芽が伸びて繁殖します。
「金銀蓮花」の花は一日花です。
一日花とは、次々に咲くけれど、ひとつの花が一日でしぼんでしまうものをいいます。
英語では「スノーフレーク」、雪の結晶と呼ばれますよ。
「金銀蓮花」は食べられる?
台湾には「金銀蓮花」の仲間である「水蓮菜」という植物があります。
日本のものに比べると少し大ぶりで、茎の部分を炒めて食べるのだそう。
最後はこの漢字!「鶯梭」
「鶯梭」の読み方をご存じですか?
「鶯」はウグイスと読みますが「梭」という字は「俊」に似ていますが違う字です。
それでは、何と読むのでしょうか?
「鶯梭」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「お○○」の3文字
- どちらの字も音読みです
- 「梭」の字は「俊」とは読み方が違います
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「鶯梭」の読み方、正解は・・・
正解は
「おうさ」
です!
ウグイスが枝から枝へと飛び移っていく様子をあらわす言葉です。
「梭」は機(はた)織りで横糸を通すための道具で「ひ」と呼ばれているものをあらわしています。
鶯と機織りの道具に何の関係があるかというと、梭を素早く動かす様子が、鶯が枝から枝へと飛び移っていくさまに似ている、ということのようです。
もうひとつの意味と「雁字鶯梭」
「鶯梭」には実は「詩文などの字句をかざること」というもうひとつの意味があります。ウグイスが飛び移る様子が何故字句を飾ることにつながるのかと不思議ですね。
似た言葉に「雁字鶯梭(がんじおうさ)」という四字熟語があります。「雁字」は鳥のガンが一列に並んで飛ぶさまを文字に見立てた言葉です。これに「鶯梭」をつけると「文字(漢詩文)の字句を修飾する」という意味になります。ウグイスがガンの群れの周りをちょこまか動き回っているところを、文字を修飾することになぞらえるというのは風流ですね。
「鶯梭」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。