「丫」を何と読みますか?
「ワイ」でしょうか?
よくよく見ると「Y」と違いますよ。
「丫」の読み方のヒントは?
1.「丫」をひらがなにすると、4文字になります。
2.歴史が好きな人はきっと見たことがあるはず!
3.平安時代の子どもは「丫」をしていました。
正解は…
正解は「あげまき」でした!
「丫」とは、額の中央から髪の毛を2つに分けて、両耳の部分で結んだ髪型です。
平安時代の子どもはこの髪型をしていたそうです。
ちなみに、両耳にまとめた髪を八の字に括ると「みずら」という髪型になり、こちらは成人男性の髪形です。
「丫」や「みずら」をイメージしやすいのは、卑弥呼が治めた邪馬台国の人々です。
「丫」の音読みは「ア」、訓読みは「あげまき」、漢検1級、3画の漢字。
「丫」という漢字は、ふたまた、木のまたの象形文字です。
アルファベットの「Y(ワイ)」にそっくりですが、よく見ると左の接点がほんの少し離れていますね。
ちなみに、組紐にも同じ読みの「あげまき」という飾り結びがありますが、この場合は「総角」または「揚巻」と書きます。
「丫」を含む熟語
丫丫(ああ):「丫(あげまき)」の髪型をしている様子
丫童(あどう):子ども、少年
丫環(あかん):「丫(あげまき)」の髪形をしている少女、女中