今日の難解漢字は
「際わる」
「旁」
「介党鱈」
「傍ら」
「櫃塗し」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「際わる」です!
「際わる」の読み方をご存じでしょうか?
「際」は「国際(こくさい)」や「交際(こうさい)」の「際(さい)」ですが、「さいわる」と読むのは間違いです。
それでは一体なんと読めばよいか…
さて、あなたには正解がわかりますか?
「際わる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇わる」の4文字です
- 付き合ったり、互いに行き来したりすること
- 「同じ市内の高校生同士が学園祭で際わった」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「際わる」の読み方!正解は!?
正解は「まじわる」です!
「際(まじ)わる」は常用漢字表にない表外読みになりますが、「国際」「交際」などの熟語に「際」の字が使われている意味がわかるかと思います。
「国際」は、国同士がまじわるという意味で、「交際」は、まじわるという意味を持つ「交」と「際」を重ねた言葉ですね。
「まじわる」と読める漢字は数多くあり「爻わる、参わる、叁わる、接わる」なども「まじわる」と読むことができます。
2つ目の漢字は「旁」です!
「旁」の読み方をご存じでしょうか?
「つくり」とも読めますが、もう一つの読み方がありますよ。
さて、何と読むかあなたにはわかりますか?
「旁」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「~しがてら」「~に兼ね併せて」といった意味です
- 「お礼旁、挨拶に伺った」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「旁」の読み方!正解は!?
正解は「かたがた」です!
「旁々」と書くこともできます。
同じ読みをする言葉に「方々(かたがた)」がありますが、意味が全く異なり「人々」を丁寧に表現する場合の言い方なので、注意しましょう。
また、冒頭で紹介したように「旁」は「つくり」と読むこともでき、漢字の右側の部分(編ではない方)のことです。
さらに「旁」という字は「かたわら」「わき」といった意味を持ち「旁若無人(ぼうじゃくぶじん)」とは「まるで人が近くにいないかのように好き勝手に振舞う」といった意味になります。
3つ目の漢字は「介党鱈」です!
魚の名前の難読漢字は多くありますが、「介党鱈」を一発で読むのはかなり難しいのではないでしょうか?
「カイトウ・・・?」
残念ながら違います。
「鱈」が読めたら何となく答えもわかるかもしれませんよ。
早速行きましょう!
「介党鱈」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「介党鱈」は魚の一種ですが、その卵巣は塩漬けにすると皆さんご存知の「たらこ」や「明太子」になるんですよ。
たらこと明太子は何の卵なのか、知っていたら「介党鱈」も読めるはず!
分かりましたか?
「介党鱈」の読み方の答えは・・・
正解は、「すけとうだら」でした!
そう言われてみれば「介(すけ)」「党(とう)」「鱈(たら)」と読めますもんね。
ちょっと変わったネーミングの「介党鱈(すけとうだら)」ですが、由来は諸説あるようです。
鱈の漁には人手を要することから「助っ人(すけっと)が必要な鱈」が縮まって「介党鱈(すけとうだら)」になった、なんて説もあるんですって!
面白いですよね。
ちなみに「介宗鱈(すけそうだら)」という1文字違いの魚もいますが、「介党鱈(すけとうだら)」と全く同じ魚を指すんだそうですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「傍ら」です!
「傍ら」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「傍」は、(そば)(はた)とも読みますが、送り仮名「ら」が付くことで全く違う読み方になります。
しかし、頭に浮かんでいるイメージで合っていると思います。
さて、「傍ら」と書いてなんと読むでしょうか?
「傍ら」読み方のヒントは?
「傍ら」とは、
- そば、すぐ近く
- 端に寄った所
- 主となることをすると同時に
- またはその合間に
という意味です。
結構よく使われている言葉ですよ!
育児をしながら家事をする人なら、育児の傍らで家事をする。
お店を営業しながら閉店後にバイトしている人なら、お店の営業の傍らでバイトする。
仕事をしながら資格の勉強をする人なら、仕事の傍らで勉強する。
ワンオペとか、かけもちとか、ダブルワークなど、なかなかにハードなイメージです。
他にも子どもが昼寝している傍らでうたた寝。なんて微笑ましい使い方もできますよ!
「傍ら」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇ら」です。
さて、もうわかりましたか?
「傍ら」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かたわら」
です!
今の時代は、何かをしながら何かを成し遂げるということも珍しくないですよね。
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「櫃塗し」です!
本日の難読漢字クイズは「櫃塗し」です。
漢字で書くことは珍しいかも…
早速ヒントを見てみましょう!
「櫃塗し」の読み方のヒントは?
1.「櫃塗し」をひらがなにすると5文字になります。
2.「櫃塗し」は通常3杯で食べ終わります。
3.愛知県出身の人は知っているはず!
正解は…
正解は「ひつまぶし」でした!
「櫃塗し」とは、鰻(うなぎ)のかば焼きを刻んでご飯にまぶした料理です。
料理屋さんのお品書きでは、ひらがなで書かれることが多いかもしれません。
お重の鰻も上品でいいですが、「櫃塗し」は味の変化を楽しめるのがいいですね!
基本的な「櫃塗し」の食べ方は…
1杯目:お櫃のご飯と刻んだ鰻
2杯目:ネギ・ワサビ・山椒・海苔などの薬味を添えて
3杯目:お出汁かお茶をかけて
「櫃塗し」のルーツは?
「櫃塗し」のルーツについては諸説あります。
有力なのは、三重県の飲食店で従業員用の「まかない飯」だったという説!
当時、養殖鰻がなかったので天然の鰻を使用していたが、太かったり硬かったりする鰻も混ざっていたため、それを食べやすく刻んだのだそう。
もうひとつは、出前の鰻丼を盛っていた陶器の器が割れやすかったので、割れないお櫃(ひつ)に盛るようになったという説です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!