今日の難解漢字は
「谺」
「霖」
「眸」
「釣鐘」
「斯達林」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「谺」です!
「谺」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(が)ではないのです! さあ、なんと読むでしょう?
「谺」読み方のヒントは?
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。 ある現象の名前で、この名前がつけられた乗り物もありますね。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「谺」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「こ」です。 ズバリ、「山や谷で声や音が反響して聞こえてくるもの」のことです。 聞こえてくるのは・・・なんでしょうか? これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか。
「谺」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こだま」
です!
こだまは山や谷で声や音が反響して聞こえてくるものです。 木の精霊が応えていると昔の人は考えたことから、木霊とも書きますね。 日常では東海道新幹線のなかでも各駅に停車する「こだま」が最も身近ではないでしょうか。 山でヤッホーというと返ってくるのはやまびこですが、これもこだまの一種となります。 谷が深く広い状況も指し、おそらく谷が牙で大きく削られた様からこの谺という 難しい漢字が生まれたのではないか、と考えられます。 ちょっと正確なことは見つけられなかったのですが、こうやって漢字の成り立ちを 想像するのも楽しいですよね。
2つ目の漢字は「霖」です!
「霜(しも)」や「霧(きり)」、「霙(みぞれ)」や「霰(あられ)」・・・
天気に関わる、空から降ってくるものには「雪」のように「雨かんむり」がつきますよね。
雨かんむりがつく漢字は非常に多いですが、「霖」は見慣れない漢字だという人が多いのではないでしょうか・・・?
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「霖」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「霖」は、空から降る雨の一種です。
雨は雨でも、豪雨もあれば小雨もありますよね。
「霖」はどんな雨なのかと言うと・・・
「長く降り続く雨」の事なんですよ!
何と読むのかはずばり、「長く降り続く雨」が関係します。
考えてみてくださいね。
「霖」の読み方の答えは・・・
正解は、「りん・ながあめ」でした!
訓読みでは「ながあめ」と読みます。
長く降り続く雨の事だから「ながあめ」なんです。
音読みの「りん」は、「秋霖(しゅうりん)」、「春霖(しゅんりん)」、「梅霖(ばいりん)」のように使われます。
ちなみに辞書で「霖」という漢字を引くと、「3日以上降り続く雨」と書かれています。
「長く降り続く雨」というのは、具体的には3日以上なんですね!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
3つ目の漢字は「眸」です!
「眸」って何て読むかわかりますか?
(む)と読んだり、
(ぼう)とも読めますが、
すぐに何かを想像することができませんよね。
この読み方をすると、何を表しているのかすぐにわかります。
「眸」は一体何と読むのでしょうか?
「眸」の読み方のヒントは?
目に関係しています。
目にはまぶたやまつげの他に、白い部分と黒い部分がありますよね。
その、黒い部分を表しています。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「眸」の読み方、正解は……
正解は……
「ひとみ」
です!
同じく(ひとみ)と読む漢字に「瞳」があります。
ほとんど同じ意味ですが、微妙に違います。
「瞳」は瞳孔そのものを表し、
「君の瞳に恋してる」
「美しい瞳に吸い込まれそうだ」
など、黒目を表すときに使います。
対して「眸」は、
「まぶたを見開いて見ている」
「大きく見開いた目玉」
などの意味を含んでおり、黒目だけでなく、白目も含んだ目玉を表す漢字です。
「眸」を使った四字熟語に「明眸皓歯」(めいぼうこうし)がありますが、
意味は「ぱっちりと開いた大きな目と真っ白のきれいな歯」を意味しています。
玄宗皇帝に愛された楊貴妃の美しさを表すためにできた熟語です。
昔から、大きな目と白い歯は美人の象徴だったようですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
4つ目の漢字は「釣鐘」です!
「釣鐘」と書いて、なんと読むか分かりますか?
誰でも一度くらいは鳴らしたことのあるものだと思います。
境内(けいだい)にある釣鐘を鳴らして、音の余韻を楽しんだことありませんか?
さて、「釣鐘」と書いてなんと読むでしょうか?
「釣鐘」読み方のヒントは?
「釣鐘」とは、文字通り「釣る」「鐘」のことです。
お寺に行くと、釣鐘の横を撞木(しゅもく)で突いて音を鳴らします。
お寺にある物は、梵鐘(ぼんしょう)といい、時計が家に無かった時代は、この鐘を鳴らせて時刻を知らせるものだったそうです。
しかし現在では、「除夜の鐘」というイメージが定着しています。
ところでこの除夜の鐘、107回は大みそかに、そして最後の1回は新年につくのが正解なんだそうです。
「釣鐘」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
今回の漢字は簡単でしたね。
もうわかりましたか?
「釣鐘」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「つりがね」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「斯達林」です!
「カステラ」や「ランドセル」、「アンケート」などなど・・・
海外から伝わった物や言葉は、カタカナ表記されるのが一般的です。
ただしカタカナで表記されるようになったのは、大正・昭和になってから。
それまでは漢字を当てて使われていたのです・
今回は、そんな漢字の1つを問題にしています。
「斯達林」、あなたは読めますか?
「斯達林」の読み方のヒントは・・・?
「斯達林」はずばり、海外の偉人の名前です。
ロシア革命の後に成立したソビエト社会主義共和国連邦において、レーニンに継ぐ2代目の最高指揮者となった人物です。
ソ連を工業大国にするべく「五か年計画」を打ち出す一方で、「大粛清」で反対するものを虐殺するという恐怖政治で人々を支配しました・・・
なかなかインパクトのある「斯達林」、誰か分かりましたか?
「斯達林」の読み方の答えは・・・
正解は、「スターリン」でした!
「斯」は「シ・ソ」、「達」は「タツ・ダチ」、「林」は「リン」と読むので、「シ・タツ・リン」が「スターリン」に近いからこの漢字が当てられたのでしょうね。
ちなみに「スターリン」という名前は本名ではなく、指導者として自分で名乗った名前なんですって!
本名は「ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシビリ」なんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!