今日の難解漢字は
「寡作」
「蔗」
「倒」
「叱叱」
「瑙魯」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「寡作」です!
「寡作」の読み方をご存じでしょうか?
「ぼさく」と読んでしまうと恥ずかしいですよ。
「寡」という字は「募集(ぼしゅう)」の「募」に似ていますが、よく見ると違いますね。
では何と読むのが正しいのか、あなたにはわかりますか?
「寡作」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 画家や作家などが少ししか作品を作らないことをいいます
- 「トマス・ハリスは寡作の天才作家だ」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「寡作」の読み方!正解は!?
正解は「かさく」です!
意味はヒントでお伝えしたように、芸術家などが少ししか作品を作らないことです。
「寡作」の「寡」という字には「少ない」という意味があります。
たとえば「寡」の一文字だと「やもめ」と読み、夫を亡くした女性を指す言葉。
男性の場合だと「男やもめ」と呼ぶ場合もありますね。
また「寡黙(かもく)」は口数が少ないこと、「寡聞」は見識が乏しいという意味になります。
2つ目の漢字は「蔗」です!
「蔗」って、見慣れない漢字ですよね。
「庶民(しょみん)」「庶務(しょむ)」の「庶(しょ)」と似ていますが、よく見てください!
「庶」の上に「くさかんむり」が付いて「蔗」という漢字ができているんです。
何と読む漢字なのでしょうか?
「蔗」の読み方のヒントは・・・?
「蔗」はずばり、イネ科の植物を表す漢字です!
イネ科の植物と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、生活に無くてはならない植物だと言えます。
何を隠そう、料理には絶対に欠かせないある調味料の原料なんです。
沖縄県や鹿児島県など温かいエリアで栽培されている「〇〇う〇〇」ですよ!
分かりましたか?
「蔗」の読み方の答えは・・・
せいかいは、「さとうきび」でした!
「蔗(さとうきび)」が何の調味料の原料なのかは、皆さんご存知ですよね。
そうです、「砂糖」です!
お菓子やジュース、料理にも、なくてはならない調味料ですよね。
ちなみに「蔗」には「蔗(うま)い」という読み方もあります。
「うまい・よい・面白い」という意味があり、話や物語、景色などが次第に面白く盛り上がってくるところを表す言葉に「蔗境(しゃきょう)」があります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「倒」です!
「倒」という漢字1文字で、何と読むのでしょうか?
「とう」としか読めない!という方も多いかもしれません。
ところが残念!
実はひらがなで「〇〇〇〇」の4文字の読み方があるんですよ。
早速見ていきましょう!
「倒」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「倒」という漢字は、「倒(たお)れる」という意味で広く知られていますよね。
「倒立(とうりつ)」や「転倒(てんとう)」など・・・
ただ、「倒」1文字の読み方は「とう」ではないんです。
ただし、「倒立」すると、天地が逆になりますよね。
「倒」の読み方「〇〇〇〇」は、そんな意味の言葉です。
考えてみてください!
「倒」の読み方の答えは・・・
正解は、「さかさま」でした!
「倒(たお)れる」というイメージの強い「倒」ですが、上下や左右、裏表などが決まっているものの本来の位置や順序などが逆になる状態を表す「倒(さかさま)」という意味もあるんです。
ちなみに「さかさま」は、「倒」という漢字のほかに「逆様(さかさま)」という漢字も当てられます。
「さかさま」という言葉は日常的によく使われる言葉なので、ぜひ「倒」という漢字を覚えて使ってみてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「叱叱」です!
「叱叱」の読み方をご存じでしょうか?
「叱る」と書いて「しかる」と読みますが、「しかしか」や「しかるしかる」は間違いです。
よく耳にする言葉なのですが、漢字で書くことはまずないかも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「叱叱」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 4文字のうち2文字は小さな「っ」です
- 追い払う時によく使う擬音語
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「叱叱」の読み方!正解は!?
正解は「しっしっ」です!
これはよほど勘のするどい人でないと、正解するのは難しいかもしれません。
「しっしっ」は「あっちへ行け」と人や動物などを追い払う時に使う擬音語です。
考えてみれば「叱咤」と書いて「しった」と読むので、「叱」をふたつ重ねて「叱叱(しっしっ)」になるのは、なるほどですね。
ちなみに「叱」には「しかる」の他に「舌打ちする」と言う意味もあります。
しかし動物ならともかく、人に対して使うのはかなり失礼な言葉に違いありません。
5つ目の漢字は「瑙魯」です!
「瑙魯」を何と読みますか?
実はひそかに人気があるんです!
最初の漢字は瑪瑙(メノウ)の「ノウ」ですが…
「瑙魯」の読み方のヒントは?
1.「瑙魯」をひらがなにすると3文字になります。
2.SNSで定期的にバズってます!
3.「瑙魯」は世界で3番目に小さい国です。
正解は…
正解は「ナウル」でした!
正式名称はナウル共和国、太平洋南西部のナウル島を領土としています。
総人口は1万人前後。バチカン、モナコに次いで世界3番目に小さな国です。
どれくらい小さいかというと、「瑙魯」の国土面積は21平方キロメートル、日本の国土は37万7922平方キロメートルです。
「瑙魯」の伝統的な産業は漁業とヤシ、タコノキの栽培でしたが、1907年以降はリン鉱石の採掘で「世界で最も裕福な国」になりました。
しかし、1990年以降はリン鉱石が枯渇して、一時は経済破綻状態に陥りました。
現在は、2次採掘の開始によって多少持ち直しているようです。
SNSの申し子「瑙魯」
2020年10月1日、「瑙魯」の政府観光局によって日本語のTwitter公式アカウントが開設されました。
「中の人」によるユニークな呟きが話題となり、1週間でフォロワー2万人を突破!2024年3月のフォロワーは44.6万人、すごいですね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!