今回の難読漢字は「艫」「風情」「折衷」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「艫」
今回の難読漢字クイズは「艫」。
画数は22画、漢検1級の漢字です。
艦隊の「艦(かん)」に似ていますが…
読めて書けたら素晴らしい!
「艫」の読み方のヒントは?
1.「艫」をひらがなにすると2文字になります。
2.「艫」は英語で stern 、ポルトガル語で popa です。
3.『一人は艫にいて網か綱のようなものを曳き、』肌色の月 (新字新仮名) / 久生十蘭
正解は…
正解は「とも」でした!
「艫」は船尾、船の後方のことを意味します。
音読みは「ロ」「リョ」、訓読みは「とも」「へさき」、22画の漢字です。
「艫」は「へさき」とも読みますが、「舳先」と書いても同じく「へさき」と読みます。
読みは同じですが、「舳先」と書いた場合は船の前方を意味します…ややこしいですね。
ついでに船の横側は船端(ふなばた)」!
「まとも」と「艫」の関係
船の帆が、後ろから吹いてくる風を受けると、船は真っすぐ前に進みます。
この現象を昔の船乗りたちは「真艫(まとも)」と呼んだのだそう。
「真艫」は、まともに生きたい、まともじゃない、などの「まとも」の語源という説があります。
例:『真艫に光を射りて、眩きまでに白し。』石井研堂「大利根の大物釣」より引用
現代では「まとも」を真面、正面と書くのが一般的です。
2問目はこの漢字!「風情」
「風情」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ふうじょう)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「風情」読み方のヒントは?
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
ある名詞で、日本的な情緒や雰囲気を表すような言葉です。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「風情」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「ふ」です。
名詞につけると、一転して意味が変わる不思議な言葉です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「風情」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ふぜい」
です!
「風情(ふぜい)」は物事の雰囲気や趣き、情緒や味わいのあるさまを表す言葉です。
とても日本的な言葉なのに意味を日本語で表現するのがとても難しいですね。
歴史的なお寺や庭などを前にした時にどことなく感じるもの、ただ具体的に何が風情なのかを表すことは、逆に野暮なのかももしれません。
このような上品で穏やかな雰囲気の言葉ですが、これを名詞に付けると一転してネガティブな言葉となります。
例えば「学生風情」というと、自分の場合は「私のような学生風情には理解できません」といった過度にへりくだった意味になります。
また相手に使う場合には「学生風情が知ったことを言うな」と、見下したような意味となります。
最後はこの漢字!「折衷」
「折衷」と書いて、なんと読むか分かりますか?
色々な物のいい所だけを取った物が「折衷」ですが、中途半端に終わってしまう事も多々あります。
いい所同士のバランスを上手に取ることが「折衷」のコツなのかもしれません。
さて、「折衷」と書いてなんと読むでしょうか?
「折衷」読み方のヒントは?
「折衷」とは、いくつかの異なった考え方のいい所を合わせて、ひとつにまとめることです。
一番身近なものでいえば「和洋折衷」でしょうか?
料理などで和の物と洋の物が入っていれば「和洋折衷」ですし、
他にも偏ったふたつの案のいい所だけをまとめたものを「折衷案」なんていいます。
お互いに譲れないものがあり、どちらも折れなかったらどうしても折衷案になってしまいますよね。
「折衷」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「折衷」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「せっちゅう」
です!
いい所ばかりを詰め込み過ぎると、いい所が見えなくなってしまう事も。
何事もバランスが大切です。
ぜひ、覚えておきましょう。