「岨」の読み方をご存じですか?
部首がやまへんなので、山に関する漢字のようですが、いったい何と読むのでしょうか?
「岨」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○ば」の2文字
- 訓読みです
- 「阻」と書き換えられることもあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「岨」の読み方、正解は・・・
正解は
「そば(そわ)」
です!「そわ」は昔の読み方で、最近は「そば」が主流の読み方になっているそうです。
「岨」は「石山」や「山のけわしいところ」をあらわしています。「いしやま」という訓読みもあります。
ヒントで「阻」に書き換えられるところもあると書きましたが、「阻」には「そば」という読み方はありません。「阻」という漢字には「はばむ、へだたる」という「岨」には無い意味もあります。
「岨清水」は夏の季語
「岨」を使った言葉に「岨清水(そばしみず)」があります。
「山のけわしいところから湧き出る清水」という意味があり、俳句では「夏の季語」として扱われています。
山の切り立ったところから水が湧き出てくる様子を想像すると、いかにもさわやかな夏の光景が浮かんできますね。
「岨」の読み方を覚えたこの機会に、「岨清水」を使った夏の俳句を作ってみるのも一興ではないでしょうか。