本日の難読漢字クイズは
「扈る」「蹐」「柬ける」です!
早速チャレンジしてみてください!
目次
1個目の漢字はこれ!「扈る」
最初の漢字はこちら!
「扈る」を何と読みますか?
「罵」に似ていますが…
「扈る」の読み方のヒントは?
1.「扈る」をひらがなにすると、「〇〇〇る」になります。
2.「空き家を放っておくと雑草が扈る」のように使います。
3.「扈る」の類義語には、「蔓延」「流布」「瀰漫」などがあります。
4.「扈る」を英語にすると「rampant」、ドイツ語では「weit verbreitet」になります。
正解は…
正解は「はびこる」でした!
「扈る」とは、木や雑草などが盛んに茂ること、良くないものが広まって勢力を張ることです。
一般的には「蔓延る」と書かれますね。
「扈」の音読みは「コ」「ゴ」、訓読みは「扈う(したがう)」「扈う(したがう)」「扈る(はびこる)」「扈い(ひろい)」、漢検は対象外、11画の漢字です。
「扈る」という言葉は、何かが広がることを意味しますが、あくまでもネガティブなときに使います。
ポジティブなシーンには相応しくなく、例えば「良い噂が扈る」「人気が扈る」といった使い方はしません。
「扈」を使った言葉
扈従(こじゅう):貴人に付き従うこと
跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ):悪者が勢力をふるい、好き勝手に振る舞うこと
2個目の漢字はこれ!「蹐」
次の漢字は「蹐」です!
「踵(かかと)」ではありませんよ。
ちょっと意外な読み方です。
「蹐」の読み方のヒントは?
1.「蹐」をひらがなにすると、4文字になります。
2.「蹐」という言葉を知るきっかけは、童話や昔話などが多いでしょう。
3.「真夜中にそっと蹐、蹐で…」のように使います。
正解は…
正解は「ぬきあし」もしくは「さしあし」でした!
なんと、どちらで読んでも正解です!
一般的には「抜き足」「差し足」と書きます。
「蹐」とは、足音が立たないようにつま先立てて歩くことです。
「抜き足」は抜き上げる様子、「差し足」は差し込む様子を意味します。
童話や昔話には、『抜き足、差し足、忍び足』というフレーズがよく出てきます。主にドロボウや忍者が登場したときが多いですね。
「蹐」の音読みは「セキ」「シャク」、訓読みは「ぬきあし」「さしあし」、漢検1級、17画の漢字。
将軍に仕える忍者が隠密行動をする際の忍術が由来といわれる歩き方です。
「蹐」以外の「足」がつく言葉
すり足:地面や床摺るような歩き方、剣道や相撲、古典芸能の基礎稽古でもある
探り足:暗がりなどで、足先で地面などを確かめながら歩くこと
猫足:猫のように音を立てない歩き方、または家具の脚のデザイン
3個目の漢字はこれ!「柬ける」
最後の問題はこちら!
「柬ける」を何と読みますか?
「東」のようですが少し違います。
「柬ける」の読み方のヒントは?
1.「柬ける」をひらがなにすると、「〇〇〇ける」になります。
2.「ここにある野菜をしっかり柬けるように!」のように使います。
3.「柬ける」の類義語には、「選別」「篩落とす」「淘汰」などがあります。
4.「柬ける」をフランス語にすると「trier」、イタリア語では「ordinare」になります。
正解は…
正解は「えりわける」でした!
「柬ける」とは、多くの対象の中から、善悪や適否を見て区別することです。
一般的には「選り分ける」と書きますね。
農作物や工業製品が市場に出る前は、必ず「柬ける」作業が必要となります。
「柬ける」の音読みは「カン」「ケン」、訓読みは「柬ぶ(えらぶ)」「柬ける(えりわける)」「てがみ」「なふだ」、漢検1級、9画の漢字です。
「柬」の「束」はひとつに束ねたもの、その中に逆さに入っている「八」は選抜する、選ぶことを意味します。名刺という意味もありますよ。
「柬」を単体で使う機会は少ないかもしれませんが、他の部首と組み合わせた漢字は案外たくさんあります。例えば、「諫・楝・躙・潤」などです。