今回は「浜梨」「斑鳩」「楊柳」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「浜梨」
「浜梨」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方はそのまま「ハマナシ」と読んだかもしれませんね。
もちろんそれでも間違いではありませんが、もう一つの読み方が存在します。
さて、あなたにはもう一つの読み方がわかりますか?
「浜梨」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 北海道の花として指定されています
- 「ハマナシ」と一文字違いです
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「浜梨」の読み方!正解は!?
正解は「ハマナス」です!
「浜梨(ハマナス)」はバラ科バラ属の落葉低木で耐寒性が強く、北海道では自生して紅色の花をつけます。
元々はハマナシと呼ばれていたものが地元の訛りが混ざってハマナスと呼ばれるようになったという説がありますが、実際のところは定かではないようです。
浜梨(ハマナス)を品種改良して生まれた「コンサレッド」は、北海道のサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」のシンボルカラーである赤をイメージして作られました。
2問目はこの漢字!「斑鳩」
「斑鳩」の読み方をご存じでしょうか?
「斑」という字には「はん」や「ぶち」「まだら」などの読み方がありますが、今回はそのどれも当てはまりません。
ちなみに、「鳩」も「はと」とは読みませんよ。
実は「斑鳩」には3つの読み方が存在するので、今回はそのどれを答えても正解とします。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「斑鳩」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと3文字、4文字、5文字のいずれかです。
- 奈良県のある地名になっています。
- 鳥の名前でもあります。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「斑鳩」の読み方!正解は!?
正解は「いかるが/いかる/はんきゅう」です!
しかし、一般的には「いかるが」と読む場合がほとんどでしょう。
「斑鳩」は、3つの読み方のうちのどれで読むかで、意味が以下のように異なります。
- いかるが:「いかる」という鳥の別名。または、奈良県生駒郡斑鳩町の地域名
- いかる、はんきゅう:スズメ目アトリ科の鳥のこと
ちょっとややこしいですが、読み方によって意味が違う点には注意が必要ですね。
最後はこの漢字!「楊柳」
「楊柳」の読み方をご存じでしょうか?
「楊(よう)」と「柳(やなぎ)」で、「ようやなぎ」と読むのはもちろん間違い。
他にも「楊」は「揚げる(あげる)」に似ているので、「あげやなぎ」と読んでしまいそうですが、こちらも間違いです。
日常で使う言葉ではないので難しいかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「楊柳」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 夏物によく使われる織物の名称
- 始めの2文字は「よう」です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「楊柳」の読み方!正解は!?
正解は「ようりゅう」です!
「楊柳(ようりゅう)」とは、夏物衣料などでよく見かける、細かい縦シワが入った織物のこと。
英語では「crepe(クレープ)」と呼ばれ、日本では古くから「縮緬(ちりめん)」ともいわれますね。
楊柳を使った衣類は生地が肌に密着しないので、サラッとして涼しい着心地が特徴です。
「楊柳(ようりゅう)」は聞きなれない言葉ですが、この機会に覚えておきましょう。