難読漢字クイズ3連発です!
「佩」「儷」「夬」
全部読めたら漢字マスター!
目次
1個目の漢字はこれ!「佩」
「佩」を何と読みますか?
俄(にわか)に似ていますね。
読めそうで読めないこの漢字!
「佩」の読み方のヒントは?
1.「佩」をひらがなにすると、4文字になります。
2.「佩」の一つひとつの形はさまざま、色も多様です。
3.「朝鮮王朝の美術展で貴重な佩を見て来ました」のように使います。
正解は…
正解は「おびだま」でした!「佩玉」と書いても正解です。
「佩」とは、腰に巻いた帯に着ける玉飾りのこと。
4つのパーツに玉をつないだ構成で、腰の左右にぶら下げます。
古代中国の文献(論語)によると、位に関係なく、人々は常に(喪に服するとき以外)「佩」を身に着けていたといいます。
「佩」の音読みは「ハイ」、訓読みは「佩びる(おびる)」「おびだま」「佩く(はく)」、漢検1級、8画の漢字です。
「佩」を使った熟語
感佩(かんぱい):心から感謝して決して忘れないこと
容儀帯佩(ようぎたいはい):礼儀にかなった身なり、または振る舞い
韋弦之佩(いげんのはい):自分の性格上の欠点を認めて、改めようとすること
佩韋佩弦(はいいはいげん):自分の短所の改善に勤めること
2個目の漢字はこれ!「儷」
続いての難読漢字は「儷」です!
にんべんに「麗」ですね。
さて、あなたは何と読みますか?
「儷」の読み方のヒントは?
1.「儷」をひらがなにすると、4文字になります。
2.「儷」と関連する日本語には、「ベターハーフ」「めおと」「伴侶」などがあります。
3.「一生の儷を選ぶのだから念には念を入れて」のように使います。
正解は…
正解は「つれあい」でした!
「儷」とは、行動を共にする相手のことです。
配偶者を指すのが一般的ですが、厳密には男女の差はなく、複数の仲間に対して使ってもかまいません。
「儷」の音読みは「レイ」「ライ」「リ」、訓読みは「つれあい」「儷ぶ(ならぶ)」、漢検1級、21画の漢字です。一対(いっつい)という意味もあります。
夫婦の場合、配偶者では硬いですし、旦那や女房ではくだけ過ぎ、妻や夫は性差が限定され、相方では漫才師のようですね。その点、「儷」はちょうどいい表現といえるのではないでしょうか。
「儷」を使った熟語
栄諧伉儷(えいかいこうれい):栄えて仲の良い円満な夫婦のこと
四六駢儷(しろくべんれい):四字句と六字句の対句を用いた古代中国の修辞的な文体
機会があったらぜひ「儷」という漢字を使ってみましょう!
3個目の漢字はこれ!「夬」
最後の難読漢字クイズは…
「夬」です!
「央」の書きかけのような漢字ですね。
「夬」の読み方のヒントは?
1.「夬」をひらがなにすると、3文字になります。
2.「夬」と関連する外国語には、「フィンガータブ」「サムリング」などがあります。
3.「正座をして背筋を伸ばし、夬を挿します」のように使います。
4.武術に詳しい人は知っているかもしれません!
正解は…
正解は「ゆがけ」でした!
「夬」は、弓道で使用する手袋のような装身具。
一般的なのは三ツガケと四ツガケという種類で、いずれも親指を保護する役割があります。
基本的な構造は、全体が柔軟な鹿革製で、手首部分が丈夫な牛革、親指には筒状にくりぬかれた木もしくは水牛などの角(つの)が用いられており、適切に手入れをすれば一生持つとされています。
「夬」は別名、弽・韘・弓懸けとも呼ばれ、弓道では右手に、鷹狩りの場合は左手にはめるのが特徴です。
「夬」の音読みは「カイ.ケ.ケツ.ケチ」、訓読みは「夬める(きめる)」「ゆがけ」「夬ける(わける)」、漢検1級、4画の漢字。
「夬」という漢字には、くぼみに引っ掛ける、コ型に括るなどの意味もあります。
機会があったらぜひ「夬」という漢字を使ってみましょう!