漢字読み講座

【難読漢字】「荊」の読み方は?「けい」「むち」とも読みますが・・・

「荊」の読み方をご存じですか?

「刑」という漢字に似ており、実際音読みは「ケイ」ですが、訓読みの場合はいったい何と読むのでしょうか?

「荊」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「い○○」の3文字
  2. 訓読みです
  3. 他の表記方法もある植物の名前です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「荊」の読み方、正解は・・・


正解は

「いばら」

です!

「荊」は「ノイバラ(ノバラ、野薔薇)」と呼ばれるバラ科の低木や、「ニンジンボク」と呼ばれるクマツヅラ科の低木をあらわす漢字ですが、その他に「とげのある低木の総称」という意味や「むち」という意味もあります。

「いばら」と読む漢字は「茨」とはじめとして多くありますが、共通するのは「とげのある低木」という部分のみです。他の意味は漢字によって異なります。

「むち」との関係

「荊」に「むち」という意味があると書きましたが、これは昔「ニンジンボク」から罪人を叩く「むち」や「つえ」を作ったとされるからです。実際「荊」の訓読みには「むち」という読み方もあります。

むちにとげがあったらとても痛そうですが、ニンジンボクにはとげは無いそうです。

ちなみに「むち」は「鞭」という漢字を思い浮かべますが、これは革で作った馬を打つものをあらわす漢字で、ニンジンボクなどの植物のむちは「荊」をはじめとした草かんむりを使った漢字になっています。

ちょっと痛そうな「荊」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。