今回は「勿れ」「娶る」「一梱」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「勿れ」
「勿れ」と書いて、なんと読むか分かりますか?
小説などによく出てくる言葉です!
主に動作を禁止する時に使う言葉で、ちょっとした決め台詞にもなっています。
さて、「勿れ」と書いて、なんと読むでしょうか?
「勿れ」読み方のヒントは?
「勿れ」は、先ほども言いましたが主に動作を禁止する言葉です。
難しそうに思うかもしれませんが、案外簡単で見たことも聞いたこともあると思います。
「己の欲せざる所、人に施すこと勿れ」
って聞いたことがありますか?
自分がされて嫌な事は人にはしないという事です。
最近、漫画やドラマにあった「ミステリと言う勿れ」見ましたか?
ミステリと言ってはいけないという意味ですね。
「驚く勿れ」なんていいながら、続けて出るびっくり発言なんかも。
「事勿れ主義」なんて口ではみんなのためと言いつつ、完全に自分のためですよね。
「勿れ」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇れ」です!
さて、もうわかりましたか?
「勿れ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なかれ」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「娶る」
「娶る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
女を取ると書いて「娶る」。
女性からすれば、なんとなくイメージが悪いですね。
さて、「娶る」と書いてなんと読むでしょうか?
「娶る」読み方のヒントは?
「娶る」とは、妻として迎えるという意味です。
前提として、男性の家に嫁ぐことという意味があるので、女を取ると書くのでしょう。
反対に、婿を貰うなら「婿入り」「婿養子」、家から嫁に行くなら「嫁ぐ」(とつぐ)でしょうか?
家と女が密着していた時代に作られた漢字なので、全てに「女」が入っているのが凄いですね!
他にも「女」の付く漢字はたくさんあり、「奴」「好」「妄」「妥」なんてのも。
さて「女」が付く漢字をいくつ思いつきますか?
「娶る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇る」です。
さて、もうわかりましたか?
「娶る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「めとる」
です!
「娶る」といわれて、あまり嬉しい女性もいないと思います。
でも読み方は覚えておきましょう!
最後はこの漢字!「一梱」
「一梱」の読み方をご存じですか?
「梱」には「梱包(こんぽう)」という読み方があるので「いっこん」と読みたくなりますが、それは間違いです。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「一梱」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ひと○○」の4文字
- 訓読みです
- 単位として使われることがあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「一梱」の読み方、正解は・・・
正解は
「ひとこり」
です!
「梱」には「梱包」で使うように「しばる、たばねる」という意味があり、紐などでくくった荷物のことをさす言葉ですが、他に「こり、こうり(行李)」という読み方があります。この場合は行李、つまり竹や柳の枝で編んだかごという意味になります。
一方、繊維業界では原料や製品を一定の重量・長さ・数量で包装した、取引のための単位が多くあり、「梱(こり)」もその一つです。
一番小さいのが糸を結束した「玉(たま)」ですが、1玉=10ポンド(約4540g)を40玉まとめた400ポンドの梱包を「梱」と呼んでいます。通常は輸出用の綿糸に対してこの単位を使うため、現在「一梱」と言う場合は綿糸の梱包のことと思って問題はないでしょう。
綿を使った製品に触れる機会は多いと思います。綿製品を見た時「一梱」という言葉と読み方も是非思い出してくださいね。